シリコンバレーはまだまだ男の世界?女性エンジニアを増やすためには

シリコンバレーはまだまだ男の世界?女性エンジニアを増やすためには

シリコンバレーは世界最先端の地。女性も社会進出をすすめ、IT企業で活躍している。そんなイメージがあるかもしれませんが実際IT企業の幹部職やエンジニア達を見てみると男性がまだまだ多いです。そもそもプログラマーやエンジニアなどの技術職に就く女性が少ないのです。なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

ミズーリ大学とグラスゴー大学の研究によると15歳の学生を対象に成績調査を行ったところ世界の70%の地域では女子学生の方が好成績だという結果が得られたそうです。これは文系科目だけではなく理系科目においても同様でした。この時点では女子学生は理系科目専攻に進む潜在能力が充分にあります。しかしこの後多くの女子学生は文系へと進みます。これは文化的要因があるからだとVentureBeat編集長のディラン氏は言っています。

つまり、女性は文系向きで男性は理系向きだという固定概念に流されてしまうということです。文系にも理系にも進める女性は文系専攻を選ぶ傾向が強いということです。社会的圧力に負け、理系に進みたい女性が文系に進むこともあるでしょう。ディラン氏はさらにこう言います。「この問題を解決するためには15歳の女子学生が社会的圧力を感じることなく科学や数学にのめり込める環境を作るべきだ」

さらにディラン氏によると女性エンジニアは今からでも増やすことは可能だそうです。今エンジニアではない女性でも技術職に就くポテンシャルを持っている人はたくさんいます。彼女らを発掘し、育てれば良いのです。大学での専攻ではなく高校の成績を見てみると彼女たちを探すことはできます。もしかしたら世界を変えるような人材がまだまだ眠っているかもしれません。

翻訳記事元

http://venturebeat.com/2015/01/28/dylans-desk-why-silicon-valley-is-still-a-mans-world/