今回の記事では、2018年9月第2週における海外スタートアップ資金調達案件の中から、押さえておくべき主要な調達ニュースをまとめてお届けする。

 

SenseTime $1B

同社は2014年創業で、香港に拠点を置く企業だ。AIやディープラーニングの技術を用いたサービスを提供している。特に、ディープラーニング技術を活用した画像認識分野の技術力は世界でも類を見ず、中国銀聯やチャイナモバイルなど400社以上を顧客にしている。近年プレゼンスを高めているOPPOやVIVO等のスマートフォンメーカーをはじめ、日本でも若者を中心に自撮りアプリの「SNOW」も同社の顔認識機能を用いている。

今回は、シリーズDで、$1B(10億ドル)をソフトバングチャイナベンチャーキャピタル(SBCVC)から調達したと発表した。

 

Sisense  $80M

Sisense社は、2010年にニューヨークで創業されたスタートアップで、データ処理・ソフトウェア関連事業を行なっている。同社の読み方は、「サイセンス」である。

同社は先月より日本でもサービスの展開を始めており、リリース概要では、

Sisense(サイセンス)は、基幹システムの経営に関するデータとIoT等のビックデータなど、自社内外に存在する多種大量のデータソースに対して迅速に分析ができる高パフォーマンス性に加え、データガバナンスやセキュリティなど安全性を両立させたEnterprise BIのメリットと、美しいダッシュボードと自ら分析ができる容易な操作性を持つセルフサービスBIのメリットを兼ね備えた、デジタル・トランスフォーメーション対応の次世代統合型BIツールです。

と説明されている。今回は、Insight Venture Partnersなどから$80Mを調達したと発表した。

 

Atrium LTS $65M

Atrium社は、サンフランシスコ発のスタートアップで、企業の法的手続きや様々なワークフローを自動化などにより支援するサービスを提供する。今回はシリーズBで、Andreessen HorowitzY Combinatorなどをリードインベスターとして、$65Mを調達した。同社は、昨年6月の前回のラウンドで、91の投資家から$10.5Mを調達したが、今回は前述にもある通り、Andreessen Horowitz、Y combinator、そしてSound Venturesの3つのVCのみからの調達である。

 

他にも、中古の高級車を取り扱うShift社がシリーズDで$70Mの調達を行なったと発表したほか、ウェブサイト作成サービスのStrikinglyがシリーズA(同社は、「シリーズAの延長」だと述べており、同社CEOのDavid Chen氏は、「シリーズBレベルの調達である」と述べている)で、$10Mの調達が完了したと発表している。

 

また、カリフォルニア州サンタクララに本社を持ち、近年はドローンの開発に力を入れているImpossible Aerospace社はBessemer Venture PartnersなどからシリーズAで$9.4Mを調達した。

 

ご覧のように、海外スタートアップによる比較的大型の調達が続いた2018年9月第2週であった。さらなる資金調達状況については、こちらをご覧ください。

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