今、世界中でエンジニアの需要が高まりつつある。だが問題はエンジニアの人手不足 。逆に言えば、プログラミングができたりテクノロジーに関する知識があれば世界中で働き口がみつかるだろう。

ニューヨークでは優秀な社員によってIT企業が発展していった。だがこうした優秀な社員らは2、3年で引き抜きを受け他の会社へと去っていくという。ただでさえ人手が足りない中、このような会社は毎年新たに社員を採用しなければならない。そしてこれが企業の発展を妨げている要因のひとつだ。競争の激しいサンフランシスコではIT企業はあらゆる手段を使って才能あるエンジニアを勝ち取ろうとする。IT企業の社員待遇の良さは他に類を見ない。今企業が必要としているのは長期にかけて働いてくれるエンジニア。そのためにも人材採用は アメリカ国内のみならず海外からも積極的に受け入れたいという。

しかし、こうしたIT企業の努力とさらなる発展に歯止めをかけているのが政府による移民規制だ。オバマ大統領はIT 企業のさらなる発展のため、一時的ではあるが世界から移民を寛大に受け入れる体制をとった。だが共和党のロン・ポール議員はアメリカではすでに多くの移民を受け入れており、移民による社会問題が後を絶たないという理由からこれを阻止しようとしている。

移民規制の寛容策はリスクもあるが成功すれば見返りはおおきい。例えば南米チリの“チリコンバレー”。ここはチリ政府による移民起業家への4万ドルの投資と1年間の就労ビザ発行、また移民起業家たちの寛容な受け入れで世界 数十カ国から何千人もの起業家が集まり、短期間で南米をリードする場所へと発展した。

サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンは今後さらなるグローバルな都市へ発展していくといわれている。これらの都市の成功のカギは創造性、イノベーション、そして多様性である。この移民による多様性なくして今のシリコンバレーはなかったであろう。テクノロジー移民を受け入れ、彼らをいかに留まらせるかはIT企業のさらなる発展につながるだろう。政治がもたらすITへの影響もみのがせない。

 

記事元 http://techcrunch.com/2015/02/15/facing-up-to-the-tech-immigration-challenge/

画像元 http://technical.ly/baltimore/wp-content/uploads/sites/3/2013/02/enterpreneur-visa-e1362856732756.jpg

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