ある日、私が入居するサニーベールのシェアオフィスに日本から同世代のインターン生がやってきた。
日本人でかつ同世代でシリコンバレーで働く人材は珍しいので、仲良くなろうとして話しかけた。
私:どんなお仕事をされているんですか?
日本人A: X 社でエンジニアをしてます!
私:素敵ですね!開発言語はなんですか?
日本人A: HTML, CSSです
衝撃だった。シリコンバレーではマーケティング、デザイナー、エンジニア以外のどんな職種でもフロントエンドを理解し、またバックエンドの構造もしばし理解している。
つまり、機械学習やブロックチェーン等の開発の中でもより専門性をもった技術者のみがエンジニアと名乗ることができる。
では、どうしてそのようなことがまかり通るのか。
答えは単純明快で、生きるためにコードを読むことが必要であるからだ。
シリコンバレーは世界各国から優秀な人材が集まってくるため、世界有数の就職激戦区といっても過言ではない。
私はシリコンバレーで最もGoogle, Appleにエンジニアを送りこむ大学, SJSUに在籍していたのだが、将来何をするか決まっていない学生は皆こぞって
CS(Computer Science) を先行する。また、国は留学生に対し、STEM(簡単にいうと理系)専攻で卒業する学生に対し3年間の米国での無条件労働許可を提供するため、留学生はなおさら、
CSを専攻する。
カナダからシリコンバレーに移住したコスメハント代表の高橋クロエさんはシリコンバレーでデザイナーとして活躍する経営者の1人だ。
そんな高橋さんもシリコンバレーではコーディングができないデザイナーは職にありつくことはできないと語る。
シリコンバレーにはデータ分析ができないマーケティングはいないし、モックアップだけ完成させ、フロントエンドを開発チームに丸投げするデザイナーもいない。その理由はコードを書けないと就職ができないからだ。生きるためにコードを書けなければいけないからだ。
#デザイナー3.0 #グローバル人材 #シリコンバレーの働き方
Writter: hikaru_hackjpn
Interview: Chloe Takahashi
10/22 マイナビ社と共済で上記イベントをニューヨークで開催します。残席わずかなのでご来場希望の方はお早めに!
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