自動運転(2/10-2/16)週間ニュースまとめ

自動運転(2/10-2/16)週間ニュースまとめ

2017/2/10

Subaru, カリフォルニアでの自動運転の許可が下りる。

 

Subaruは、カリフォルニアでの自動運転試験走行のための許可が、DMVから下りたことを発表した。SubaruはGoogleやGM,Nissanなどと比べると、その遅れは顕著であるが、同社の目的は完全自動運転車ではなく、セミオートノマスカーと呼ばれる、運転を補佐する機能(レーンチェンジ機能など)がついている車の開発を目指す。Eye Sight と呼ばれるアシスト機能では、自動スティアリング操作や自動ナビゲートなどの完全自動運転車に近い機能を提供している。

http://www.recode.net/2017/1/27/14399770/waymo-google-supplier-self-driving-car

 

Lucid Motos, Lucid Air の動画を公開。

Lucid motors は電気自動車を生産する高級ブランドの一つである。今回の新モデルであるLucid Air は1000馬力を誇り、充電性能も高い。しかし、teslaの生産するmodelSやmodelXよりも値段が高く、1000万円を超えるモデルが主流である。電気自動車の熱狂的ファンには、今回の動画は胸を踊らせるものとなるだろうが、一般の消費者からすれば、まだ手の届かない代物である。

https://techcrunch.com/2017/02/10/this-lucid-air-electric-car-winter-test-video-reminds-us-snow-can-be-good/

 

Otto,自動運転の商業用のトラックをDMVが審査。

Ottoは現在コロラド州やカリフォルニア州で商業用のトラックの自動運転の試験走行を行っているが、一般人や他企業からのクレームにより、DMVが審査を開始した。トラックの貨物の重量オーバーや、自動運転の安産性などの懸念が同社にはあり、この審査の結果次第で、今後の試験運転の実施が危うくなる可能性もある。

同社はUberの傘下であり、Uberの評判にも十分に関わってくる。

http://www.bizjournals.com/sanfrancisco/news/2017/02/10/self-driving-trucks-uber-otto.html

Tesla,model3の生産に向けてカリフォルニアの工場を一時閉鎖。

tesla のmodel3への期待が高まっている。37万人の先行予約がすでに募っており、teslaはこの期待に応えるため、今までmodelSやmodelXを生産していた工場を一時閉鎖し、年末には販売予定が決定しているmodel3の生産に全力投球する模様だ。2018年までには50万車の生産を予定しており、新オートパイロット機能の開発などの準備が2月末に開始される。

 

http://www.digitaltrends.com/cars/tesla-pause-to-prepare-for-model-3/

 

2017/2/14

Drive.AI,雨天時の自動運転試験走行の様子をビデオで公開。

自動運転のソフトウエア開発を主に行っているスタートアップである、Drive.AIは雨天時で、かつ、夜間の自動運転走行の様子を動画で公開した。様々な状況下での試験走行が行われているなか、技術の着実な発展を示す証拠の一つだ。

この動画は同社が初めて公共に出したものとなる。

https://techcrunch.com/2017/02/14/watch-drive-ais-self-driving-car-handle-california-city-streets-on-a-rainy-night/

 

2017/2/15

Honda、イスラエルのスタートアップハブ、DRIVEとパートナーシップ契約。

Hondaがイスラエルのスタートアップハブである、DRIVEとパートナーシップの契約を行った。このスタートアップハブは、Hondaと、様々な自動運転やAIのテックスタートアップとをつなげる役割を果たす。この契約により、イスラエルの市場にも参入が可能になるだけでなく、新技術の導入もしやすくなり、戦略的にとても優れている。

https://techcrunch.com/2017/02/15/honda-partners-with-new-drive-smart-mobility-startup-hub-in-tel-aviv/

 

2017/2/16

Baidu, Raven Techを買収。AI技術のさらなる導入へ。

中国のGoogleであるBaiduが、中国の音声認識のスタートアップである、Raven Techを買収した。その買収価格は公開されていない。同社の音声認識技術は、中国国内でも群を抜いており、Siriのライバルとも謳われている。Baiduはこの技術を拡張現実(AR)のプラットフォームを作るために使用する予定だ。

https://techcrunch.com/2017/02/16/baidu-raven-tech/