2017/02/13
Amazon ビデオ通話機能サービス「Chime」を発表
Amazonはビジネスユーザーに焦点を当てたビデオコミュニケーションツールを開発した。Skypeと同様のサービスを展開する。通話やビデオメッセージング以外に、バーチャルミーティング(ビデオ通話)機能があり、ユーザーはサービスを通じてリモートミーティングを行うことが出来る。価格は最低額がユーザーあたり月額2.50ドル、最高額が1人のユーザーあたり15ドルで、電話相手とのスクリーン共有等の機能が含まれています。無料の基本オプションがありますが、これは2人のユーザー間のビデオ通話とチャットルームに限られています。 このサービスはWindows、MacOS、iOS、Androidデバイスで利用が可能。
https://techcrunch.com/2017/02/13/amazon-chime/
2017/02/15
Amazon Echo, Google Homeともに電話機能を追加検討か
The Wall Street Journalの新しいレポートによると、Amazon EchoとGoogle Homeは、今年後半にそれぞれのデバイスを通じて特定の相手に電話をかけることが可能と報じている。報告書によると、AmazonとGoogleの両者とも電話機能を搭載しようとしているが、プライバシーや規制上の懸念から試みは遅れているという。
http://www.businessinsider.com/amazon-echo-google-home-phone-calls-2017-2
2017/02/17
AWS データベース移管ツールを強化
AmazonはOracleやTeradataなどの他社データ・ウェアハウスから自社のクラウドデータウェアハウスである「Amazon Redshift」にデータを直接移管させることができるようになったと発表した。そのツールの名称は「AWS Conversion Tool」であり、データ分析を行うだけでなく新たなターゲットデータベースと互換性のあるフォーマットに自動変換することが可能なツール。さらにAWSユーザーの囲い込みを図っている。
2017/02/19
Amazon イギリスに5,000人超の雇用創出を年内に行うと発表
Amazonは、英国にて5000人のフルタイム雇用を創出すると発表した。職種はソフトウェアディベロッパーからウェアハウススタッフまで様々である。ロンドン市者だけでなく、カスタマーセンターや3つあるウェアハウスでの職業が予定されている。イギリスはアメリカについで2番目に大きいマーケットであり、アマゾンは海外展開を急ピッチで進めている。現在AmazonはファッションのPBを発表しているが、イギリスにもAmazonのファッションPBが展開されるのではないかと噂されている。
http://www.bbc.com/news/business-39020080
2017/02/20
Amazon Echoからオンラインドクターとの簡易診断が可能に
Amazon Echoを通じて、AIドクターから簡易的な診断を受けることが可能になったと報じている。ヘルスケアスタートアップのHealth Tapは人工知能を利用したAIドクターをalexaと連携させることにより、ユーザーがAlexaを通じて簡易診断を受けれるようにした。あくまで簡易診断はフォーマットに沿ってユーザーの健康状態を聞き取ることにとどまっているが、問題がある場合は実際の医師の診断予約をすることも可能。
http://www.bbc.com/news/business-39020080
2017/02/21
日本版Amazon アプリにて音声検索が可能に
Amazon.co.jpはiOS/Android向けのショッピングアプリが日本語による音声検索に対応したと発表した。すでにアメリカ・イギリス・ドイツでは音声検索が導入されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1702/21/news070.html
2017/02/21
Amazon Alexaを搭載した新「Fire TV stick」をイギリスで発売へ
Amazonは、Alexaを搭載した新「Fire TV stick」をイギリスで販売することを発表した。Amazonが英国の展開を加速化させている。音声コントロールできるFire TV Stickはアメリカでは販売されていたものの、イギリスでは初の販売となる。先行予約は既に行われており、価格は39.99ポンド。小売店でも先行予約は行われている。
2017/02/23
Amazon Alexaのスキルが10,000を超える
AmazonはAlexaのスキルが10,000を超えたと発表した。スキルの開発はサードパーティーに開放されており、開発を促すためにAmazonは多くの施策を打ち出していた。スキルはチキンを注文するものから車をコントロールするものまで様々存在する。最も人気のあるカテゴリーはニュース、ゲーム、教育、ライフスタイル、ユーモアというもの。
一方でユーザーが頻繁に使っているamazon echoとgoogle homeのスキルのは全体の3%しかないという報告も上がっており、まだまだスキルの開発やユーザーへの浸透は時間がかかると見られている。
http://venturebeat.com/2017/02/23/alexa-passes-10000-skills-here-are-the-top-10/
AWSが多くの企業に使用されているという背景を元に、エンタープライズ向けのサービスも拡大しているAmazon。Skypeと全く同様のサービスを打ち出し、社内のネットインフラ領域のシェア拡大を目指している。Amaozn echoも現在は家庭内のソリューションが大半だが、スキルをさらに開発することでエンタープライズ向けのソリューションを提供することも可能になる。AWS、Amazon Echo、新サービス「Chime」による社内インフラサービス展開にこれからも目が離せない。
先々週に米国でAmazon Freshのサービス拡大が報じられたが、今週は雇用拡大、新Fire TV stickの発売とイギリス関連のニュースが相次いだ。イギリスは米国に次ぐ2番目に大きい市場であり、公用語も英語であることからアメリカの商品の展開も他の地域に比べ容易である。新Fire TV stickは日本でも発売されているがAlexaは搭載されておらず、音声認識機能商品の日本導入は時間がかかりそうだ。
慶応大学を休学し、シリコンバレーに一年間留学中。
起業家へのインタビュー、大手米国企業のリサーチを精力的に行う。