先週末H1Bビザの最低賃金が6万ドルから10万ドルに引き上げられる法案が米国議会で提出された。(修士課程以上の学位取得者は対象外)
H1Bビザとは米国大学で卒業した留学生が米国に残り、米国企業で働く際に申請する最も一般的なビザの一種である。(米国の学位をもたずとも申請可能)つまり新卒生が最も短かに申請できるビザがこのH1Bビザである。
2014年より同ビザは抽選方式となり、米国企業より内定をもらっても抽選に外れ帰国を余儀なくされる留学生が少なくはない。企業側からしても、あらゆる採用プロセスで選ばれた新入社員がビザの抽選から外れ就職できなくなるというリスクを避けるため留学生を採用しないとする企業も増えているほどだ。
今回の最低賃金10万ドルに引き上げられる法案が提出された理由はインドからH1Bビザでやってくるエンジニアが格安のシステム開発を請け負い、米国人の雇用を喪失するリスクを回避するためである。
トランプ政権誕生前にして提出された今回の提案、今後のH1Bビザは存続どうなるのだろうか。
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