第13章
広告、パブリッシング、セールスプロモーション
個人販売とは違い、より多くの顧客に効果が必要
広告
① 広告の意味と何を達成したいのか
② ターゲットはだれなのか
③ どんな広告を利用するのか
④ ターゲットの消費者に、どの媒体を利用するのか
⑤ 何を伝えるのか
⑥ 誰がやるのか(社内かエージェントか)
商品広告:商品に焦点をあてた広告
企業広告:企業イメージなどに焦点をあてた広告
パイオニア広告:カテゴリーに焦点をあてた広告。ハイテク製品などの場合、なぜこの商品が必要かというような広告。主に製品サイクルの初期段階で行う。
競争的広告:直接的タイプ(例えばカメラで言えば何ピクセルになりました)/間接的タイプ(以前よりハイレベルになりました)
比較広告:他社との特徴。実名を出して比較する広告。
リマインダー広告:既にそのブランドが有名な場合の広告。例えばHallmarkなど質の高いカードを扱うブランドと認知されている場合の広告。
パブリシティー
広告媒体
テレビ、ダイレクトメール、新聞、インターネット、雑誌、ラジオ、イエローページ、街頭や映画館
現在アメリカでの広告費用が一番多いのは依然としてテレビで年間約7兆円。次いでネットが約5兆円(内モバイルは約2兆円)。印刷広告は約3兆円(内新聞1.6兆円、雑誌1.5兆円)。ラジオは1.6兆円。街頭広告は約8,000億円では約6,000億円。年々広告費用は増加傾向にある。2011年度にはテレビの半分程の広告費用だったネット広告が、2017年には同じくらいの金額になるのではと予測されている。
セールスプロモーション
他の広告と違って、比較的短期間に売上を伸ばす。例えば期間限定クーポンや、店頭試食など。
セールスプロモーションにおける効果のグラフ:同じプロモーションをしても、3パターンのような効果が表れる
セールスプロモーションに関してですが、アメリカでも試食はあります。日本でも関西人は試食するけれども、関東では買う気がないなら試食しにくいわぁ〜っていう意見が多かった気がします。ここシリコンバレーに関しては、関西人同様、試食するする!とりあえず食べてみんと分からんやん!って事ですよ!試食してくれた人には、更に割り引きクーポンをくれるなんていう面白いサービスもあったり。近所のセーフウェイでは、会員が携帯サイトでプロモーション商品をかごに入れたら、自動的にレジで割引されるという新しいサービスもあります。クーポンも必要無し!チラシにも分かりやすいロゴが掲載されており、使いやすいのでプロモーションとしては成功していると思います。
授業とは別の機会なのですが。。。以前コカコーラなどで広告を作っていたクリエイティブディレクターの講演を聞いたのですが、その時印象的だったことは、「消費者の声を聞きなさい。」という事でした。企業とその商品だけを見ているだけではなくて、実際にその商品についてのイメージを街頭で聞く。初心に戻るような感覚で、新しい発想が湧くのだと話していました。実際に物を買うのは私たちです。企業が広告費用を増加しているという事は、広告の効果があると分かっているからなのです。広告にだまされず、賢く買い物を!
大学卒業後2年の銀行員生活の後、結婚と同時に退職。専業主婦16年を経て、社会復帰。同銀行契約社員として2年勤務。何を思いたったか突然シリコンバレーにてMBA(国際ビジネス専攻)取得を目指す高校生2人の母親。現在主人を独り日本に残し、母子留学中。