Uberドライバーは、現在全米で最も人気ある副業のひとつだろう。車を持っていれば誰でもサインアップが可能で、しかも簡単に始めることが出来る。
まず最初のステップは、ウェブページを開くこと。最低でも21歳以上であること、運転免許・自動車免許を所持していること、4ドアの車を持っていることが、ドライバーになるための条件だ。
次のステップは、Uberのバックグラウンドチェックをパスすること。Uberに住所、免許番号、ソーシャルセキュリティナンバー等の情報を知らせる必要がある。バックグラウンドテストに合格すると、順序、高評価の取り方やしてはいけないことなどについてのオンラインのトレーニングコースを受けることになっていて、これを修了すると、Uberから電話機が送られてくる。
ここまでに掛かる時間は約2週間だ。
5月、Uberはニューヨークのドライバーは年に$90,000以上、サンフランシスコのドライバーは$70,000まで稼ぐことが出来ているというデータを公表。しかしThe Washington Postによって、このデータは週に40時間以上運転するドライバーの例に基づいて出されたものであると分かったのだ。また、これはガソリン代、保険、駐車料金、メンテナンス、修理費、通行料を除いた金額だ。例えば、1日に12時間運転したニュージャージー州のドライバーは計$180稼いだと報告したが、時給に換算すれば、時給$15ということになる。しかしUberによる20%の請求、ガソリン、保険などの諸経費を差し引くと、ドライバーは12時間のドライブでたった$54.5しか稼げなかった計算になるので、時給にすると$4.54。最低賃金よりはるかに低い額だ。
フィナンシャル・ジャーナリストのFelix Salmon氏は、サンフランシスコでUberドライバーとして年に$75,000稼ぐためには年に3,000時間、つまり週に58時間運転する必要があると報告している。
「収支を合わせるには、週に80〜120時間働かなくちゃいけない。でも少なくとも、Uberはそれだけ働くための機会を与えてくれるけどね。」あるドライバーは語った。
日本でも導入され、更なる普及が予測されるUber。時給に換算すると他のアルバイトよりも少ない額になるようだが、簡単に始められる手軽さが人気の秘訣なのだろう。新たなお小遣い稼ぎの方法として、試してみるのもいいかもしれない。
※Uberとは?→スマートフォンで気軽にタクシー・ハイヤーを呼べるサービス。専用アプリを開いて現在地と目的地を知らせるだけで、近くにいるドライバーが迎えに来てくれるという便利さで現在世界中に拡大中。$30分の無料体験が出来るコードはこちらから:(https://get.uber.com/invite/4fbbr)