今回の記事では、近年世界的にもプレゼンスを高めている注目の中国企業「HUAWEI」社を紹介する。

Appleを上回ったことで一躍話題に

先日ある電子機器メーカーが、スマートフォン市場において、売り上げ台数・市場シェアともにAppleを抜いたことで話題となった。この企業こそがまさにHUAWEIである。Appleは2010年以来、ずっとスマホ市場において1位または2位にランクインしていたため、これは8年ぶりの記録更新であった。(なお、サムスン、ファーウェイ、アップルの後を追うのが、今年IPOをしたXiaomiや、同じく中国企業のOPPOである。)

 

HUAWEI 会社概要

会社名は見たことがあっても読み方は知らないという方もいるかもしれないが、カタカナ表記は「ファーウェイ」である。正式名称はファーウェイテクノロジーズだ。(中国語表記:華為技術)中国・深センで1987年に創業された。(参考:Appleは1976年、Samsungは1969年創業)

 

特徴

Huawei社は毎年、売上高の10%以上を、研究開発に投じている。同社ウェブサイトによると、2016年には、763億9100万人民元を研究開発に投じた。これは日本円にしておよそ1兆2787億8534万円程度である。余談だが、日本で研究開発に年間1兆円以上投資しているのは、トヨタ自動車1社のみである。

サイドノート:研究開発に資金を投じている企業ランキングではトヨタ自動車の後に、ホンダ、日産が後を追う。こういった自動車関連企業は、世界でも最先端を走るハイブリッド車(HV)関連のほか、燃料電池、自動運転など環境対策やネット対応に向けて取り組むべき課題が多いために、巨額の費用を研究開発に投じている。自動車は日本企業が世界でトップを争う数少ない産業分野。さまざまな分野で最先端技術のスピード感を伴う研究開発が求められており、それが世界で通用する基盤になっていることを示している。

もとはICT 情報通信技術プロバイダーである同社は、コンシューマー向けにはスマホやパソコン、タブレット、ウェアラブル機器などを、企業向けにはルーターやサーバー、クラウドなどを提供している。

 

懸念点も

さて、飛ぶ鳥を落とす勢いにも見えるHuawei社だが、懸念点としてしばし提示されるのが、同社と中国政府の繋がりである。アメリカ政府とオーストラリア政府は、Huawei社のデバイスに保存されているデータが、政府によってアクセスされているのではないかと度々懸念を示している。世界でキーアクターとして戦っていくためには、これらの疑念が足かせになる可能性もある。

 

おわりに

Huaweiについては以上だ。番外編だが、ファーウェイジャパンは福岡ソフトバンクホークスとスポンサー契約を結んでいるため、同チームの選手がかぶるキャップにはファーウェイ社のロゴが入っている。日本への本格進出も目論んでいるのかもしれない。

 

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