近年、各所で聞かれるようになった「5G」。漠然と「早そう」「凄そう」などと考えている方も少なからずいるだろう。今回は5Gについての基本情報と、5Gをめぐる各国の動きや可能性などをお届けする。この記事で5Gに対する解像度を上げるための手助けになれば幸いだ。

 

基本情報

5Gは、「5th Generation」の略称で、【超高速大容量】【高密度多接続】【低遅延高信頼】という3つの要素を兼ね備えた第5世代移動通信システムのことを指している。

 

4Gとの違い

5Gは4Gと比べて、通信速度で1Gbpsから20Gbpsに、通信の遅延が10msから1ms(1秒の1000分の1)に、接続できるデバイス数が10万デバイス/1㎢であったのが100万デバイス/1㎢に拡大している。

 

5Gの可能性

この技術革新は、更なるIoT化推進の大きな手助けとなると見込まれており、各国の政府や企業らは競って開発を進めている段階だ。このような高速通信が実現すれば、これまで安全面を考慮して実用に至っていなかった車の自動運転医療機器の遠隔操作などの技術が飛躍的に向上するであろうと期待されている。

 

世界初の実証サービス

世界で初めて5Gがサービスとして実証されたのは、2018年に韓国で開催されたピョンチャン五輪であった。競技中に5Gが活用されただけでなく、会場内に企業のパビリオンが用意されたり、街中では5Gに関連するARやVRの体験コーナーが用意されたりするなど国や街を挙げて5G技術を披露する格好の機会となった。このように韓国では、ピョンチャン五輪を通じて、政府と大手IT企業が、5Gを国策として推進し始めたことが分かる。

 

各国の取り組み

日本:2020年の夏に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックは国内で研究開発を進めている5Gの技術を、世界に示すことができる大きなチャンスとして総務省が産学官と連携をし普及を進めている。

 

中国:中国は2020年までに同分野に約5兆円を投資し、世界の5G分野をリードしていくとされている。世界170カ国以上で通信インフラを手がけるHuawei社は、2009年から5Gの研究開発に取り組んでいる。

 

米国2016年7月14日、米連邦通信委員会(The Federal Communications Commission :FCC)は、米国内での5Gネットワーク導入を目的とし、利用される周波数帯を新たに解放することを決定している。また、AT&Tは2018年末に次世代通信「5G Evolution」の商用開始を発表、Verizonも実証実験を行うなど各社準備を進めている。

5Gについての概要は以上だ。動画版は↓から。

 

 

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