UberLyft は、ここ、シリコンバレーからスタートしたビジネス。これらは既に巷では一般的に利用され、タクシー会社を脅かす勢いだ。

ところが最近、ドライバーが増えすぎた事で問題も起きている。ドライバーの質の低下していたり、呼んだのに来なかったりするのだ。Uber の運転手の売り上げは、供給の増加と共に下がり、最低賃金も下がってきた。慌てたドライバー達は Lyftドライバーにも登録する。といった具合だ。

 

そこで昨年10月、ここシリコンバレーで新しく登場したのが Scoop。いわゆるカーブールアプリだ。自宅付近から同じ方角に行く一般ドライバーを探して、乗せてもらう形式。なぜカーブールかと言うと、ここシリコンバレーでもカープールレーンと言って、2人以上乗車している車だけが走れるレーンがあり、渋滞を横目にスムーズに進む事が出来るからだ。

 

ベイエリアはシリコンバレーの発展とともに渋滞が激しくなっている。私も毎朝1時間以上かけて通学するのだか、カーブールレーンを利用すれば15分以上時間短縮できる。カーブールレーンの適用は、朝の3時から9時。午後は3時から7時まで。いわゆる通勤通学時間に適用されており、少しでも渋滞緩和させようという狙いがある。(ハイブリットカーやオートバイはOKな地区もあり)

 

では、カープールアプリ Scoop について説明しよう。

およそ80%のドライバーが一人で運転していること、そのうちの約85%のドライバーが同乗者を探しているという状況を解決する為に立ち上げられたこの Scoop 。そもそも近所に住んでいて同じ方向に通勤する、もしくは会社の同僚同士がカープールする事で、約25%のコスト削減につながるだけでなく、渋滞緩和、環境問題の解決にまでつなげるのが狙いだ。Uber や Lyft 同様、運転手は運転履歴や保険情報なども必要となる。

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気になるのはコスト。平均およそ$10で乗車する事ができる。ドライバーになった場合もほぼ同様。一人で通勤していて、このカープールシステムを利用すると年間どれ程の金額差が出るのがも計算してくれる。そして Uber や Lyft に比べて格安であるのは明確だ。

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興味深いのは、Guaranteed Ride Home といい、帰路のカープール相手が万が一見つからなかった場合においては、最高$40までの金額負担をしてくれるサービスである。その際は公共交通機関やライバルである Uber や Lyft などを利用してもらうように促している。

 

ドライバーの質、保険適用がどこまでされるのか、レビューが少ない等まだまだ課題はあるものの、確実に利用者数は増えているこのサービス。今後、Uber や Lyft を抜いて行くのも時間の問題かもしれない。

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