私がシリコンバレーに住んで心から良かったと思う3つのこと

私がシリコンバレーに住んで心から良かったと思う3つのこと

私は今シリコンバレーにあるコミュニティカレッジに通っている。シリコンバレーに来た理由は、世界有数の企業が集う場所なら、インターンの機会などを得やすいだろうと考えたからだ。しかし、実際に来てみると、シリコンバレーにはそれまで自分が想像だにしなかった数多くの魅力的な点があった。

1. 豊富な日本食レストランやスーパーマーケット
シリコンバレーには日本の企業も数多く存在するため、多くの日本人が住んでいる。その中には日本の企業の駐在として来られている方もいれば、現地の大学を卒業し、そのまま就職されている方もいる。日本人の人口が多いため、日本食の需要が高く、至るところに日本食レストランや日系スーパーがあるのだ。私自身も週に1度自宅付近の日本食スーパーに買い物に行くため、家で作る食事はほとんど日本食だ。また、本格的な日本食レストランが多いこともあり、日本食が恋しくなることもない。その上、近年は米国でも日本食ブームのため次々と日本食レストランやスーパーがオープンしているので日本食を食べられる機会がさらに増えた。ただし、すべての日本食レストランが本格的な日本食を提供しているわけではない。アメリカ人の味覚に合わせて作られた日本食レストラン、いわゆるフェイク日本食レストランも数多く存在するため注意が必要だ。特に看板に「SUSHI TERIYAKI」と書かれたレストランは要注意。平気な顔して「伝統的な日本食だ」と言ってカリフォルニアロールと照り焼きチキンのコンボを出してくるだろう。

2. 学生と社会人の枠を超えたネットワーキングイベント
シリコンバレーでは豊富なネットワーキングイベントが存在し、そこでは学生と社会人が隔たりなく交流をしている。年に1〜2度サンフランシスコで行われるネットワーキング会ではたくさんの学生と社会人が集い、同じテーブルで食事をし互いの情報交換に花を咲かせている。これはもしかすると私の偏見かもしれないが、日本にいるとどうしても学生と社会人の間に壁が生じてしまい、学生は学生同士、社会人は社会人同士で行動するため、どうしても学生と社会人が同じ場でコミュニケーションを取れる機会が少ないように感じる。また、ネットワーキングなどでお会いした社会人の方とはFacebookの交換も行うため、インターンシップやボランティア活動を行う機会も得やすくなる。と同時に、社会に出た際の社会人同士の付き合い方も学ぶことが出来る。

3. 豊富なボランティア機会
シリコンバレー、特にサンフランシスコでは数多くのイベントが開催されるため、そのイベントにボランティアとして参加する学生が多い。ボランティア活動は社会勉強になるため、様々なスキルが身につく。その例が協調性である。ボランティア活動を行う際は他のボランティアメンバーと協力して行う作業が多いため、自分勝手な言動は許されない。協調性を持って行わないと作業が進まないのだ。そのため、特に日本の社会に出た際に最も求められる協調性が養われる。また、これは上記の2番目の項目とも関連しているが、ボランティア活動を行うと沢山の社会人と関わるため、社会人との付き合い方も学ぶことが出来る。ボランティア活動とはまさに一石二鳥、三鳥なのだ。

この他にもまだまだ沢山の魅力的な点がシリコンバレーには存在するが、今回はその極々一部を紹介させていただいた。シリコンバレーに留学する学生や、仕事で渡米される社会人の方々はこれらのことを参考にしていただければ、最高に充実したシリコンバレーライフを送ることが出来るだろう。