ダニーボイルによる伝記映画『スティーブジョブス』の予告を見たApple共同創業者のスティーブウォズニャックは予告が大げさであるという意見を抱いた。
また、予告を気に入ったと言ったが、不正確である点があると語った。
予告の始め部分で映画中でのウォズニャック役がジョブスに向かって言うには
『お前には何ができるんだ?お前はエンジニアでもなければ、デザイナーでもない。爪にハンマーを打つわけにはいかないぞ。私は電子回路を作った。グラフィカルインターフェースシステムは盗まれたんだ。1日に10回もどうやって私はスティーブジョブスは天才だ!と言えばいいんだ?お前には何ができるんだ?』
しかし、本物のウォズニャックはメールを通して語る。
『僕はあんな口調では話さない。僕はグラフィッカルインターフェースシステムが盗まれたことを絶対に非難しないし、私がした努力の結果から生まれたジョブスの天才性についても絶対に否定しなかった。』
そしてウォズニャックは続ける。
『映画中での僕役のセリフは僕が言うようなこととは違うけれども、少なくとも正しいメッセージを伝えているよ。映画中に本物のジョブスの息吹をとても感じたよ。ただ少し大げさだったけどね。』
2015年10月9日にアメリカで新しく公開されるこの映画は、ウォルターアイザックソンによるジョブスの伝記に基づいている。この映画は、主にスティーブジョブスのAppleの共同創業者としてシリコンバレーで頂点へ駆け上がる彼の人生から、膵臓癌によって2011年に亡くなるまでを描いたものである。
この映画には、あのタイタニックで有名なケイトウィンスレットもマッキントッシュのオリジナルメンバーであるジョアンナホフマンとして出演している。
http://www.businessinsider.com/steve-wozniak-steve-jobs-movie-trailer-exaggerated-2015-7
映画に出てくる一人一人の生い立ちや個性、映画では表現されないキャラクターたちの気持ちも調べてから映画を見ると、映画監督の伝えたいメッセージがより明確になり、もっともっと楽しめるかもしれない。