ITの聖地シリコンバレーでのインターンシップは日本でのインターンシップと大きく異なる。なかでも際立って違うのが、シリコンバレーでのインターンシップは仕事を与えられない。言わば、”ほったらかし”である。この記事では、どう”ほったらかし”なのか、またどうして”ほったらかし”で企業が成り立つのか、シリバレシップを使ってシリコンバレーのスタートアップでインターンシップを行った私の経験上から説明させていただく。

日本でのインターンシップは、アルバイトの様にマニュアルに沿い、1日に行う職務は大体決められている。これは日本の教育システムと同じで、ルールに従い、社会の流れを掴み、その社会に溶け込む事ができる人材を育成するためである。しかし、シリコンバレーでのインターンシップはそれとは違う。インターンシップ生が自らルールを作り、自ら勤務時間、働く量を決めれるのだ。それではなぜ、そのようなことが成り立つのか。それはシリコンバレーの企業は即戦力となりうる学生しかインターンシップとして採用されないからである。そしてそのような学生は自らインターン先の企業で仕事を探し、自ら仕事を実行するのである。

このような現象は上記で述べた日本の教育システムとは異なる、いかに”Creative”な人材を育成するかを目的とするアメリカの教育システムの表れであろう。また、企業側にとって人材育成期間であるインターンシップは大学卒業後の採用に繋がる大きなチャンスでもあるのだ。この”ほったらかし”システムは、いかに創造力豊かで”Creative”な人材であるかを見極める判断基準となるのだ。

また日本でのインターンシップとの大きな違いはインターンシップ生が正社員同様の発言権を持っているということである。さらには、即戦力として採用するインターンシップ生の発言がCEOの意見を覆すことも少なくはないのだ。このような環境からインターンシップ生は自分の仕事に責任を持ち、自ら成長していくことができる。”ほったらかし”システムは無責任なシステムに聞こえるかもしれないが、学生にとって大きく成長できる環境なのである。

私自身もシリコンバレーでインターンシップを経験し、インターン採用時の担当分野Business Operationから、会計、プログラミング、最終的にはソーシャルメディアマーケティングまで、幅広い分野に関わる事ができた。インターン生にとって、社員の誰よりも仕事上目立つ事ができるかが、インターンシップ成功への大きなポイントになるだろう。この様なインターンシップは、Creativeな人材を好む米国でのみ経験できるのだと深く感じている。

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