AI(2/18-2/24)週刊ニュースまとめ

AI(2/18-2/24)週刊ニュースまとめ

 

2017/02/20

米Meltwater、英AI企業を買収

アメリカのSaaS(Software as a Service)企業「Meltwater」は、同社のウェブコンテンツの自動化を図り、イギリスのAI開発企業「Wrapidity」を買収した。Wrapidityの買収により、Meltwarerは手作業での同社のウェブコンテンツの構成の判読や新しいスクレーピング(WEBサイトから必要な情報を抽出し、他のサイトでその情報を利用すること)の方法の作成を行うことなく、即座に新しいウェブコンテンツのソースやドメインを加えることが可能になる。

https://techcrunch.com/2017/02/21/meltwater-acquires-wrapidity/

 

2017/02/21

スタンフォード大学の研究チームが最新の人工シナプスを開発

スタンフォード大学の研究チームとサンディア国際研究機関が共同で最新の人工シナプスを開発した。このシナプスは、人間がシグナルとして情報を受け取った際に行う脳のプロセスを模倣することが可能である。同シナプスは将来的に、迅速かつ正確な情報処理が求められるAmazon EchoやGoogle Homeなどのバーチャルアシスタント機器あるいは自動運転などへの導入が期待されている。

http://www.digitaltrends.com/computing/stanford-sandia-artificial-synapse/

 

Amazon、 Alexaを用いて医者の呼び出しが可能に

AmazonのAlexaにまたまた新機能が追加された。これまでお気に入りの音楽の再生やUberの呼び出し、ピザの注文など様々な機能が実行可能であったが、今回は医者の呼び出しが行えるようになった。この新機能は医療系スタートアップ「HealthTap」が開発したアプリを用いており、ユーザーの体調が優れない時や医療機関での診療が必要だがそこまでの足がない時などにAlexaに「医者を呼んで」と話しかけると自動で医者を呼び出し、医者が自宅に訪問し診療を受けられるシステムとなっている。HealthTapは現在、107,000人以上の医師とネットワーク上で繋がっており、Alexaを用いて医師が訪問する日程などを決めることが可能である。

http://www.digitaltrends.com/health-fitness/healthtap-alexa-integration/

Exyn、ドローンの自動飛行をサポートするAIサービスをリリース

ドローン開発を行うAIスタートアップ「Exyn Technology」がドローンの自動飛行のサポートを行うAIソフトウェアをリリースした。このソフトウェアを使うことでドローンは暗闇や障害物の多い環境、あるいはGPSの非対応地域においても正常に自動飛行を行うことが可能である。また、同ソフトウェアを用いれば非常事態の際などにドローンが現在地から最も近い出口へ自動でナビゲーションを行うことも可能である。また、同ドローンは倉庫や物流センターにおける製品の在庫の勘定などに利用することも可能であり、産業分野での活躍も期待されている。

https://techcrunch.com/2017/02/21/exyn-unveils-ai-to-help-drones-fly-autonomously-even-indoors-or-off-the-grid/

 

2017/02/22

AIによる写真スタジオ誕生!?写真と動画の同時撮影による作業の効率化も

オランダの企業「StyleShoots」が「スマートスタジオ」と呼ばれるAI搭載の写真スタジオを開発した。同機器は写真を撮影すると同時に、動画の撮影と編集も可能である。したがって、今まではファッション雑誌などの撮影を行う際は写真の撮影とビデオの撮影を別々で行わなければならず、ビデオ用と写真用で2つのスタジオが必要であった。また、撮影用の設備やスタッフなどもビデオ用と写真用で必要なため多くの時間と労力とコストを費やしていたが、同機器の導入によりこれらの手間が省け効率的に撮影が可能になる。同機器はモーター付きのカメラと、カメラやライトをコントロールするコンピューターが組み合わさって構成されており、スタイリストは撮影の細かい設定やライトの調整が行える。

http://www.digitaltrends.com/cool-tech/styleshoots-robotic-photography-studio/#/7

 

2017/02/23

MicrosoftがAIプログラミングシステム「DeePCoder」開発。コードの作成も可能に

Microsoftの研究員とケンブリッジ大学の研究チームが共同で最新のマシンラーニングシステム「DeepCoder」を開発した。DeepCoderは、プログラミングにおけるトラブルを解決すべく、新たにアプリを製作し、問題の解決に最も適したプログラミングのコードを探して統合し、既存するコードと組み合わせるプロセスを行う。また、同システムが一度プログラマーの作業を認識すると、作業を遂行するためのプロセスを迅速かつ完璧に探し出し、人間のプログラマーよりも速くアプリの製作を行うことが可能である。同システムはプログラマーにとって最も困難であり退屈な作業をすばやく行うことが可能なため、プログラミングの効率化にもつながり、生産性の向上が期待される。

http://www.digitaltrends.com/computing/microsoft-research-creates-deepcoder-programming-ai/

 

2017/02/24

サンディエゴにスマート街灯導入、交通情報や駐車状況がリアルタイムで把握可能に

米カリフォルニア州サンディエゴの市長のKevin Faulconer氏は、サンディエゴは交通状態や駐車状況の改善や省エネを図り、米電機メーカー「General Electrics」と提携して市内にスマート街灯を導入することを発表した。市内には合計で3,200台の街灯が設置される予定であり、スマート街灯が導入されれば、街灯に搭載されたセンサーが情報を受信し、運転中のドライバーのスマホアプリに交通状況や施設の駐車場の空車状況などを自動で送信することが可能になる。また、同市はこの計画により、市内における交通事故の死亡率や負傷率が減少することを期待している。同市内のスマート街灯の導入は2018年までに完了する予定だ。

http://www.digitaltrends.com/home/san-diego-smart-streetlights/