AI(2/11-2/17)週刊ニュースまとめ

AI(2/11-2/17)週刊ニュースまとめ

 

2017/02/13

Salfesforce、カスタマーサービス製品にAI導入

Salesforceは同社のAIサービス「Einstein」を「サービスクラウド」と呼ばれるカスタマーサービスのプラットフォームにも導入すると発表した。Einsteinは同社が昨秋新たにデビューさせたAIサービスであり、今回の導入の目的は顧客向け販売員と管理者の業務の簡易化である。AIサービスの導入により販売員は顧客のニーズを理解しやすくするための情報を得られる。また、管理者はカスタマーサービスの業務においてより深遠な洞察を提供することが可能である。

https://techcrunch.com/2017/02/13/salesforce-brings-ai-to-service-cloud/

2017/02/13

独フォルクスワーゲン、Mobileyeと事業提携へ

独自動車メーカー「フォルクスワーゲン」は自動運転実現に向けてオランダの自動運転機器開発メーカー「Mobileye」と事業提携を行なった。フォルクスワーゲンはMobileyeが提供するクラウドソーシングサービスを採用する予定だ。同サービスはMobileyeが開発したデバイス「Road Experience Management (REM)」を車につけることでリアルタイムで道路の混雑情報を伝達することが可能である。また、REMは正面に搭載されているカメラが撮影した道路の写真がクラウドで送信され、ナビゲーション画面に表示される仕組みになっている。REM搭載のフォルクスワーゲンの新車は2018年に発売予定である。

https://techcrunch.com/2017/02/13/volkswagen-and-mobileye-team-to-help-autonomous-cars-see-via-crowdsourcing/

 

2017/02/15

Google Assistant、Alloを使って個人情報の呼び出しが可能に

Googleのチャットボットアプリ「Allo」が新サービスをリリースした。このサービスはGoogleの音声アシスタント「Google Assistant」を利用してユーザーの予定や友人の電話番号、あるいは飛行機の予約情報などの個人情報を容易に呼び出すことが可能である。例えば「今日の私の予定は?」と話しかけるだけでAlloがカレンダーと同期し、予定を表示する。同サービスはGoogle Assistant搭載のスマホの利用者であれば誰でも利用可能である。

http://www.digitaltrends.com/mobile/google-assistant-allo-info/

2017/02/16

Microsoft、AIを用いてヘルスケア産業に復帰

MicrosoftがクラウドサービスやAIを用いたヘルスケアサービスを開始しようとしている。「Healthcare NExt」と呼ばれる新形態のサービスは医療従事者とMicrosoftのリサーチ部門、そして医師の患者のデータ入力作業の省略を行うAIユニットが共同で業務を行う予定である。また、同社は新たにBluetooth機能搭載のフィットネス用のバンドも開発しており、患者が治療を終えて病院や医療機関を後にする際、患者が医師の提示した治療のプログラムを実行しているかどうかの確認が行える。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-02-16/microsoft-takes-another-crack-at-health-care-this-time-with-cloud-ai-and-chatbots

 

2017/02/17

Amazon Alexa、アップロードした写真の詳細情報を説明可能に

Amazonの音声アシスタント「Alexa」に新機能が追加された。この機能はAI開発を行うスタートアップ「Mylestone」が提供しているアプリに搭載されており、アップロードされた写真においてその写真を撮影した際の出来事、例えばその時の撮影者の状況やその家族の当時の行動などを詳細に説明することが可能である。この機能は写真に写っている人物を特定するために顔認証機能のみならず目的物認証機能を用いている。また、同アプリを利用してAlexaに閲覧したい写真に写っている人物や動物の状況を説明すれば、その写真を自動で検索し表示することも可能である。

http://www.digitaltrends.com/photography/mylestone-personal-stories-for-alexa/