Slackを食うか食われるか、B向けコミュニケーション市場のゆくえ。

Slackを食うか食われるか、B向けコミュニケーション市場のゆくえ。

ヘルス市場のslackと呼ばれるコミュニケーションツール, stitchのユーザー数が急増している。

同社はYコンが出資しているスタートアップで、現在調達額は120Kと少ないが、医療に特化しているため、老人ホームや薬局、病院など横の繋がりで導入している。

 

米国では2010年以降に生まれた、B向けコミュニケーションツールはピポッドやバイアウトをする一方で、上記企業や金融市場に特化したSymphony.comなど、一つの市場に特化した、コミュニケーションツールが今後増加傾向にある。

 

例えば、Stitchでは電子カルテの簡単なアップロードや、Symphonyでは銀行などの金融機関が最も重要視する強固なセキュリティー”など専門分野に適応したツールが何よりもの強みである。

特定市場/組織に限定したコミュニケーションツールは、その市場/組織が抱える独自の問題を解決しやすいため、組織内で導入が進みやすく、今後エンタープライズ向けコミュニケーション市場にますます参入してくるだろう。

 

今年4/16に行われたFacebookのカンファレンスF8では、Facebookのコミュニケーションツールである、メッセンジャーをエンタープライズ向けにも提供する予定であるとCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が発表した。

今後、エンタープライズ向けコミュニケーションツールは大手企業、スタートアップが次々と参入し、さらなるユーザー獲得争いが繰り広げられることが予測できる。

reporter/@tomura

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