ポールグラハム氏が意識する”話すように書くということ”
ポールグラハム氏といえばエンジニアとして、起業家として、そして投資家として多大なる功績をこの世に残してきた、いわばスタートアップ界の神として知られます。そして現在は執筆活動に尽力するため、Y combinatorの経営陣から離れブロガーとして活動しており、ポール氏の執筆はtechの業界を超え、政財界、経済界とあらゆる界隈の方々が注目するほどで、文章力が極めて高い!そんなポール氏が文章に対して常に心がけていることを先日ブログで発信されていたので、ここで要約させていただきます。
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#話すように書くこと
より多くの人を魅了するために文章を書く最も重要なことは、自分が周りの人の話すときに使う言葉と同じ言葉を文章で使うことだ。
多くの人は文章を書く際に、友達や家族と話す時とは違う言葉をつかって文章を作る。それはより整った鍛錬な文章に見えるかもしれないが、形式ばって読者は理解できないことが多い。
難しいことを説明するために難しい言葉を使う必要はないのだ。例えばある業界の専門家が専門分野について、同僚とランチをするとき、専門分野の難しい言葉を会話の中で持ち出さない。私の経験上、その専門分野が難しければ難しいほど、専門家たちはより簡単な言葉を使って会話をする。しかし、彼らが書く論文となると必要以上に難しい言葉を利用するため読者が混乱するのだ。
私は話言葉を使うことが最善と言っているわけではない。時に、詩は音楽のように言葉にはできない感情を表現することができる。そして時に、文学小説家のような読者が簡単に理解できないよう余韻残る文章を好むライターもいるのだ。
しかし、多くのライターにとってはより多くの読者を魅了するために執筆するのだ。そのためには文章はよりシンプルで理解しやすいものでなければならない。
私は書いた記事を投稿する前に必ず声を大きくして読み上げ、いつも私が会話で使うような文章を使用しているか、シンプルに読者に理解してもらえるかを確認している。そして少しでも妙な文章や言葉を見つけると必ず修正しているのだ。本当にこれがマストかどうかはわからないが、この一連の動作にコストがかかるわけではないので必ず行うべきだろう。
“話すように書く”これを容易にできるライターは世界で95%もいないだろう。もし読者をより魅了したいのであれば、上記で述べた内容を参考にして執筆活動を行うことを推奨する。そうすれば、あなたが世界のトップ5%のライターになることができるのだから。
この記事のドラフトをチェックしてくれたジェシカとパトリックに感謝。
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“話すように書く”非常に大切なことですね。
私もポール氏の助言に従い、トップ5%の執筆家になるよう精進します。笑
tomura/hackletter
ceo of hackjpn