シリコンバレー現地高校生が選ぶアプリ20選(下)

シリコンバレー現地高校生が選ぶアプリ20選(下)

今回の記事は、題名をみてわかる通り、

『先週発売されたアップル新商品、iPhone6sの登場に便乗して、そのアップル本社から車で7分の所にある高校に通う学生に、彼らが持つアプリについてアンケートをとった件』

についての続きである。

 

こちらが前回の記事でも紹介した結果。

  1. フェイスブック
  2. フェイスブックメッセンジャー
  3. インスタグラム
  4. ユーチューブ
  5. スナップチャット
  6. スクールループ
  7. グーグル関係
  8. 写真編集アプリ(主にインスタグラムにアップする用)
  9. 違法ユーチューブ動画ダウンローダー類
  10. スポーティファイ
  11. スカイプ
  12. キック
  13. フォロワーズプラス
  14. LINE
  15. ヴァイン
  16. ウェルズファーゴ
  17. ネットフリックス
  18. 健康関係
  19. タンブラー
  20. ツイッター
  21. アイファニー
  22. ファインドアイフォン
  23. ワッツアップ

(*11位のスカイプから14位のラインまでのランキングは同じ票数を獲得したので全て11位とする。)

今回の記事では全ての携帯にとってメジャーではないが、一部から圧倒的な支持を受けているアプリ、また私が個人的に興味を持ったものを選び、クローズアップしていきたいと思う。

 

まず最初に、11.スポーティファイ。

    合法なのに無料で相当数のヒットソングが聞けちゃうアプリ。日本ではまだ使用不可だが、世界中のほとんどの国で利用可能。広告を取り除く、もしくは wifi/電波のないところでも音楽を再生したい場合は月極でいくらか支払う必要あり。

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チャートから検索して人気の音楽を聞くことができたり、その時のムードから探すこともできるため、ちょっとしたパーティーでDJをやるにはもってこいのアプリである。

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一番左の画面では様々なジャンルのランキングから曲を探すことができ、チャートの種類数はスポーティファイのアプリが使用可能な国の数と相当する。

自分の友達が最も聞いている曲のランキングから、世界ランキング、各国でのランキングなど、ジャンルは豊富である。真ん中の画像は全米チャート。

右の画面では、その時自分が聞きたい、または探しているムードの曲を勝手にランダム再生してくれる。例えば何かのパーティーの時にはEDM danceのプレイリストを、昼寝したいときにはスリープのプレイリスト、恋人とのんびりしたいときにはロマンスのプレイリスト、などとシーン別にセレクトされた曲を自動再生してくれる。

もちろん自分の聞きたい曲やアーティストの名前をアプリ内のサーチエンジンバーにタイプして視聴することも可能だ。

 

11.キック

  今ではみな、フェイスブックメッセンジャーやテキストメッセージを使ってるため、だいぶメジャーではなくなってきたが、かつては日本でいうところのLINEアプリと同じくらい手軽なメッセージアプリとして20位にランクインしてるワッツアップと同様、多くの世代から熱い支持を得ていた。

 

11.LINE

    日本ではLINEがトップ5にランクインするのが当然の結果だろうが、ここはアメリカ、そうはいかない。そもそもLINEの存在自体を知らない人の数はかなり圧倒多数に上る。ダウンロードをしたところでLINEで話せる相手がいないためすぐ消してしまうのが現状。持っていたとしてもアジア人。

実際私もアメリカの友達が増え、LINE自体ほとんど開かなくなった。

下の画像を見てわかる通り、アメリカに来た去年の夏から頻繁にチェックしていないため、通知が爆発している。

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しかしLINEの素晴らしさをもっと知ってほしい、と少し惜しくも思う。

 

  1. フォロワーズプラス

  私もダウンロードしている恐怖のアプリである。インスタグラム、ツイッターのフォロワー数、総『いいね!』の数、フォローはしているがフォローバックされていない人、フォローされているけど自分がフォローバックを返してない人、などがグラフと表でわかる、なんともまあ、女子のためにできたようなアプリである。

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アプリを起動し、自分のアカウントでログインするだけで、他のアプリと連携して勝手に分析してくれる。

ダウンロードしたい方はこちらから↓

https://itunes.apple.com/us/app/followers-+-for-instagram/id566223681?mt=8

 

12.ヴァイン

  主にネタを投稿するアプリ。6秒間という短いビデオのみ投稿できる。『お笑い芸人がテレビに出てネタを披露する』という文化がアメリカにあまりないため、流行りのネタ、スラングワードなどは基本的にここから生まれる。日本人のヴァインクリエイターとしてはReika Oozekiちゃんが有名である。

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インスタグラムのようにフォローしている人のビデオがフィードに流れてくるシステム。

気に入ったビデオや面白いと思ったものはツイッターのリツイート機能同様、自分のウォールにリヴァインすることができる。右上の数字はビデオの総再生回数。


13.ウェルスファーゴ

  アメリカでメジャーな銀行のアプリ。いくら高校生といえど、仕事をしている子もいるし、自分の銀行のアカウント、クレジットカードを所有する人も多いので、そのせいか、案外真面目にビジネス関係、ニュース、新聞、銀行のアプリを持っている人は多数。その中でも最もダウンロード数が多かったのはウェルスファーゴのアプリ。

 

15.ツイッター

  ツイッターも日本で同じアンケートをとったら15位にはランクインしないほど人気なアプリだろうが、ここSilicon Valleyのみなさんにはそうではないようだった。理由としては英語はアルファベットひとつで一文字とカウントされ、私(I)というだけでも『 I (スペース)』と二つも文字数をとられるため、140字という範囲内ではかけることがかなり限られてくる。『それくらいなら文字制限のないフェイスブックにつぶやくわー』という声がぼちぼち。

 

と、このような結果である。

アンケートをとった中で、0.2%しかこのアプリを持っている人はいなかったのだが、

かなり予想外なアプリに出会ったので、それもここに記そうと思う。

 

そのアプリとは、Bible. いわゆる聖書アプリである。

たとえ0.2%とはいえ、なんというか文化の違いのようなものをここでも見せつけられた気がすごくしたのを覚えている。

入っていたのはこちらの聖書。

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白黒で、長々と聖書が綴られているのかと思いきや、

ハイライトできる機能や、お気に入り登録の機能、読み上げ機能に、好きな部分などを友達にシェアできる機能など、割と盛りだくさんだったのが意外だった。

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そして何よりユニークだとおもったのは、

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自分の気に入った部分を好きな画像と組み合わせて、オリジナルのポスターを作成できることである。

『聖書』と言われると固く神聖なイメージだが、それをいい意味で打ち砕くアプリだなと思った。

ざっとこの記事を書き終えて、

携帯のアプリでさえも文化の違いははっきり出るなと、改めて思った。

もちろん日本の皆さんの携帯にないものもたくさんあっただろう。

 

この記事を読んで少しでも、

『アップルの聖地、Silicon Valleyに暮らす高校生のアプリはこんなものなのかあー。』

となんとなく掴んでいただけたら嬉しい。

 

 

 

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