Googleと投資会社のフィデリティはイーロン・マスクがCEOを務めるSpaceXに計10億ドルの投資をすることを決めました。SpaceXはロケット開発を行っている企業です。この投資はGoogleが宇宙産業に進出する兆しなのでしょう。今回の投資でどういう結果が得られるかはまだわかりませんが低コストでインターネットの普及を促進させるという人もいます。
シリコンバレーの企業はインフラの整備なしに安定したインターネット環境を発展途上地域に提供しようとしてきました。Googleには1億ドル以上を使って何百もの低軌道衛星を開発する計画があるようです。またGoogleはSkyboxという衛星開発企業を買収しています。Googleの広報担当者はこう言っています。”宇宙を活用したアプリケーションは人々が重要な情報にアクセスするのをより簡単にする。”
宇宙進出を目指しているのはGoogleだけではありません。Facebookは無人機、衛星、そしてレーザーを使ってインターネットを全人類に届けると言っています。Facebookは太陽光発電で動く無人機を開発しているTitan Aerospaceに興味を示していました。しかしGoogleがTitan Aerospaceを買収したことでこのFacebookの計画を動揺させました。
またSpaceXのマスク氏は250ポンド(約113キロ)程度の衛星を700つくる計画があると述べています。これを使えば低コストでインターネットを普及させることが可能になります。こうして利害関係が一致したことで今回の投資が行われたのでしょう。IT企業による宇宙開発が進むことで地球上からネットが繋がらない地域というのは消えていくのかもしれません。
翻訳記事元
http://www.cnet.com/news/google-reportedly-in-satellite-investment-talks-with-spacex/
http://androidcommunity.com/google-acquires-titan-aerospace-to-help-project-loon-fly-higher-longer-20140414/
HackLetterのライター兼エンジニア/大阪大学に在学しトルコ語というまず誰も学ぼうとしない言語を専攻する変人。またメガネ掛け機とよばれるほど、メガネをこよなく愛している。趣味はスタバでコーヒーを飲みながらMacで作業することのため意識が高い学生と勘違いされがちである。現在大阪の某スタートアップでエンジニアとして修行中。人々の生活を楽しくするサービスを作ることを目指し今日もスタバでコーヒーをすする。