シリコンバレーでビッグデータを扱う有料コンテンツ(レポートビジネス)を提供するスタートアップが増加している。
これまでのレポートビジネスはレポートにどれほどの価値があるかより、誰がレポートを書くかが重要視されてきた。現在でもVCや著名人が書くレポートは高価で売られることがある。レポートを購入するまではブラックボックスで、蓋を開けてみれば中身の伴わないレポートであったという体験をする企業は少なくないだろう。しかし、その環境が代わりつつある。ソーシャルメディアの普及で、個人が情報発信し、無料コンテンツでタイムラインに溢れる時代となる一方、膨大な情報をビッグデータ化することにより多くの情報を統計的に見ることが可能となった。
グラフから読めるビッグデータの需要
ビッグデータによるコンテンツは極めて価値が高く、市場で評価される。情報をビッグデータ化したStatistaを例にあげると分かりやすい。同社は一定の情報を提供し、より深い情報を必要とする(ビッグデータを求める)ユーザーに対しては課金させるフリーミアムモデルである。今後、ビッグデータを制する企業が有料コンテンツ(レポートビジネス)を制すると言えるだろう。
reporter/@tomura
ceo of hackjpn