商品自体が素晴らしいに越した事は無いが、まず大切な事は
顧客目線第一!
である事
5つの大切な要素
①商品(サービス)アイデア
②ブランディング
③パッケージ
④保証
⑤商品設定
中でも大切な3つの要素
① ブランディング:名前、シンボル、デザイン
a)ブランド名:言葉や文字で表現される(例Post-its)
b)トレードマーク:文字、シンボル、マークなど法的に登録されているもの(例ナイキマーク)
c)サービスマーク:トレードマークと同じだが、サービスに対するマーク(例FedEx)
ちなみに現在のアメリカでは、約83%がサービス業であるため、経済成長は緩やかである。
ブランド認知における5段階
ブランドが嫌いで拒否反応→認知度が低い→認知度が高い→お気に入りのブランド→気に入ったブランドをあえて探す
“ロレックスの時計持っている人?”との教授への問いかけに、何人かが挙手。そこでなぜその商品を購入したのか、理由を説明する事になった。一人がロレックスは高級ブランドだから気に入った。一人がデザインを気に入ったから。1人が時間を正格に刻むから。という回答。それぞれブランドに対するイメージは違うものの、共通して高い認知度も人気もあるという事。
さらにクラス全員60人程、各自世界で一番有名だと思うブランドを3つ発表させた。まさに30カ国程から集まった生徒が選ぶブランドは、世界に通用するブランドだと言っていい。結果は圧倒的にマクドナルド。次いでApple、Google、Facebook。ナイキ、コカコーラ、などもあった。
このように、ブランディングに成功している場合、それほどのお金と時間をプロモーションにかけなくても売上が出る。
② パッケージ:販売促進、商品保護、販売力強化
a)販売促進:商品とのリンクによるプロモーション、購入や消費される時に目に触れる、商品情報
- b) 商品保護:貯蔵や郵送の利便性、不正操作や万引きから守る、保存性
- c) 販売力強化:環境保護、利便性、商品機能への追加
パッケージに関しては、4Pに追加してもいい程重要だと教授は力説。パッケージ次第で、売上もブランドイメージも変わる。最近ではエコをうたったパッケージも多くなっている。ワインをペットボトルに入れる事で、郵送コストが下がり、価格も下がるなどが例。
③ 保証:商品やサービスに対して、企業の約束。保証自体がマーケティングミックスになりプロモーションにもなり得る。例えば全米最高のサービスを提供!や10年保証!などというCMや広告を作る。
ついパッケージの可愛さに惹かれて購入!あ!このブランドの物は絶対新商品買う!など。主婦にとってはとても興味ある分野ですよね。5段階を表現すると、「あのブランド?え〜あんまり好きじゃないのよね」から「見た事ないブランドやわ」から「あ、見た事あるこのブランド」そして「このブランド好き」から「絶対ここのブランド品買う!」まで行き着くわけで、企業としては一番最高に嬉しいのは「絶対ここのブランド!」になってもらう事でしょう。例えばアップルなどがいい例でしょうか。徹夜で新商品購入のため並ぶファンがいる訳ですから。ここまで来ると、確実に私たち主婦はすっかりブランディング戦略にはまっているのですが。決してブランドにとらわれることなく、賢く買い物をする事を考える必要があるのかもしれません。
大学卒業後2年の銀行員生活の後、結婚と同時に退職。専業主婦16年を経て、社会復帰。同銀行契約社員として2年勤務。何を思いたったか突然シリコンバレーにてMBA(国際ビジネス専攻)取得を目指す高校生2人の母親。現在主人を独り日本に残し、母子留学中。