現代は多くの人が1日に最低1回はインターネットにアクセスする時代だ。主に行われるのは、①FacebookやTwitterなどのSNSやEメールによるネット上でのコミュニケーション、②アマゾンやiTunesストアなどのオンラインショッピングでの品物の購入、そして③YouTubeの視聴やスマホにダウンロードしたゲームの利用といった製品の消費の3つである。これらは全てインターネットの検索エンジンを利用して行われている。しかし、Facebookはこれら3つを自身のウェブサイトあるいはアプリケーションにての利用を可能にしようと試みている。
FacebookやGoogleといった米国Silicon Valleyに本社を構える会社は、社員に最善の労働環境を提供している。例えばカリフォルニア州メンローパーク市に広大かつ真新しい本社を置くFacebookは、天井が広大な歩道と庭を持つ広さ9エーカーの公園に覆われ、社員は社内であらゆることが行える。お洒落なカフェやコーヒーショップに行くのはもちろん、ジムに行って体を鍛え、ジムで良い汗をかいた後は一流のシェフが腕を振るった世界各国の料理に舌鼓を打ち、食後の運動にロッククライミングを行うといったことも可能だ。また、音楽スタジオや美容室、その他諸々の日常生活において利用するものから個人の趣味に関連するものまであらゆる施設を取り揃えているのだ。
1. Facebookの利用者は現在世界に約14億人おり、傘下であるメッセンジャーの利用者数は約6億人、WhatsAppは約8億人、そしてInstagramは約3億人である。
2. これはFacebookに関連するユーザー数だけで約31億人に上ることを意味する。
3. 現在Facebookは急速にユーザーがAmazonが提供しているようなE-CommerceのサービスをFacebookのサイト上で利用出来るシステムを開発している。サービスが実現すればApple StoreやAmazonの売上額の超越が近い将来に達成されるかもしれない。
4. また、Facebook上に投稿されるビデオの1日の視聴数は約40億回に上り、今年の1月には30億回であった昨年の9月に比べ10億回増加した。
5. 更にFacebookは先週、最新のサービスであるInstant Articlesを発表した。これによりもしFacebook内で投稿された記事であれば、他のブラウザを使わずに記事を閲覧することが出来る。
Instant Articlesを使えば元の投稿記事よりも更に分かりやすく読みやすいように修正されるため、記事の出版社が売り上げの100%を保持することが可能であり、閲覧者の増加も期待される。Instant Articlesが普及すれば多くのユーザーがFacebookに記事を投稿するようになるだろう。Facebookでの電子書籍の購入も近い将来に普及するかもしれない。
翻訳源
http://www.cio.com/article/2923315/facebook/facebook-the-other-internet.html