「自分のスキルを活かせる国は日本だった」マックス氏のグローバルな働き方に独占取材 | Hack Letter/シリコンバレー情報

「自分のスキルを活かせる国は日本だった」マックス氏のグローバルな働き方に独占取材

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<記事ダイジェスト>

  1. コネ社会の中国、学歴採用のアメリカ、自分のスキルを活かせる国は日本だった!

  2.  自分はビジネス思考!?

  3.  Sostbankのユニークな採用方式ナンバーワン採用で入社

  4. 孫さんから学べることは全て学びました。

  5. 世界は想像できないほど広い!!

 

1.コネ社会の中国、学歴採用のアメリカ、

           自分のスキルを活かせる国は日本だった!

ー留学先の大学名と留学先でのエピソード(何を学んだのか・どんなことに熱心に取り組んだか)を教えてくださいー

UCDAVISに1ヶ月間の短期留学をし、 理系のための英語プレゼンを勉強しました。内容としては大きく3つあり、

1.ネイティヴの先生から正しい英語を学ぶ

2.英語で人とコミュニケーションをする際に気をつけること、英語プレゼンのマナー、クッションを置いたような優しい表現を用いた英語、大人として使える英語を身につける

3.様々な企業に企業訪問を行う

というものでした。この短期留学で、プレゼンで使えるワンランク上の表現・どうしたら相手にプレゼンの内容がより丁寧に、正確に伝わるかを習得することができました。

ーマックスさんが就職する国の選択肢として、日本、アメリカ、中国が考えらたと思いますが、その中でどうして日本で就職をしたのか教えてくださいー

私が就職先の選択肢として考え得る地域は、中国、アメリカ、日本、その他の地域だと思いますが、まずその他の地域にはコネクションが全くない、そのような地域で最初から働くのは難しい、中国はコネ社会のため選択肢から外れた、アメリカは学位を持っているわけではないしVISA取得の問題などもあります。そのため最終的に永住許可を持っている日本での就職を決意しました。

 

2.自分はビジネス思考!?

ー現在働かれている業界について教えてくださいー

まず自分の経歴は新卒→ソフトバンク→転職→P&G(2017/7~)です。

私が新卒時にSoftbankに入社した訳は、技術思考のメーカーよりもビジネス思考の会社が自分には向いてると感じており、技術を極めてそれを仕事にしていくというよりはビジネスをしていく人間だと当時から思っていたからです。また孫さんに対する憧れ、最新技術へ携わることへの興味、社会へ大きなインパクトを及ぼす企業で働きたいと考えていたためSoftbankへの入社を決めました。

ーSoftbankでの具体的な業務について教えてくださいー

1年目は日本で、プラチナバンド拡大工事の進捗を管理(東京技術統括部)すること、総務、経理、予算、人事、などあらゆる業務を経験しました。そして2〜4年目は アメリカにて事業部に携わっていました。

当時、Softbankが買収したスプリントというアメリカの会社をたてなおすために様々な業務を行ないました。Softbankとスプリントでは文化的にも技術的にも違いがあり、そこをサポートしてうまくSoftbankとスプリントの業務を呼応させていくことから始めました。その後スプリントのプロダクトマネジメント→評価→改善政策という流れで業務を行い、それまでのネットワークを改善していき、当時赤字で解約率が高かったスプリントを刷新していきました。

スプリントのネットワーク環境を良くするための解決策をいくつもあげてそれを「今できること」と、「将来的にやっていくべきこと」などのように解決策自体を選別し地域的に実施→評価、そして効果が特定の地域で認められると他の地域でもそれを実施し、最終的にアメリカ全土へスプリントのネットワークを広めていくことに成功しました。

また、将来目指すべきネットワークの実現のためにあらゆることを行ないました。そのためにアメリカのネットワークがどうあるべきか熟考し、日本での成功例などをスプリントで実行したらどうかと考えました。もともとスプリントにはなかったノウハウの導入をし、それがきちんと機能するか地域的に実験→評価を行い最終的にそれらの新たなノウハウの導入がアメリカ全土で成功したことは私の大きな成果でした。

3.Sostbankのユニークな採用方式、ナンバーワン採用

ー 短期留学や就職先での海外経験で身に付いたMaxさんのグローバルスキルは何ですか?ー

Softbankの業務や短期留学でアメリカの新しいメンバーに会い、その場の人間関係にも恵まれており、そこでの人との関わりで自分がかなり成長できたと思います。アメリカは人種の多様性がかなり豊かであり、そような環境で仕事をすること、英語で仕事をすることで利害関係やバックグラウンドの違いを理解して人と関わっていく力が身につきました。

ーでは、なぜSoftbankに自分が受かったと思うか教えてくださいー

まず、Softbankへの入社方法は2つあって、私は一般ではなくナンバーワン入社を利用しました。これは何かに秀でている人が受けることができる入社方法です。自分のアピールできるポイントは”大学で主席であったこと”、つまり”学業成績ナンバーワン”と”プレゼンの能力が高いこと”、つまり”英語プレゼンナンバーワン”というものです。その二つをプッシュして、入社しました。Softbankはグローバル企業といえども英語が喋れない日本人社員が多かったのが現状でした。そのことを考えると自分の能力は高く評価されたのではないかと思います。

 

4.孫さんから学べることは全て学びました。

ーではどうして転職されたのですか?ー

私が主に携わっていたスプリントの業務はスプリントの解約率が過去最低となりネットワークの改善率もトップレベルまでになりました。孫さんから学ぶこともほぼ学び切ることができたと感じています。だから自分としてはSoftbankの中での仕事はやりきったという気持ちです。

そこで違うことへの挑戦をしよう。外の世界に踏み出してみようと考えました。転職先として色々な選択肢がありましたが私は働きたい職場の条件として一緒に働く同僚や職場環境をかなり重視しており、その点においてもイメージがかなり良く、人材輩出会社としても有名なP&Gへの就職を決意しました。

 

ー 今後の目標を教えてくださいー

現在働いているP&Gは体系的に人を育てていく会社です。その中で自分のノウハウを身につけ、3年後ぐらいに1つやっていたことが落ち着いて、再び今後について考える時間が来ると思っています。そのときに再びP&Gで与えられた課題が自分にとって面白いか挑戦する価値があるかを考えてその先の将来を再び考えていきたいと思っています。

 

5.世界は想像できないほど広い!!

ー読者の皆さんへメッセージー

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1.世界は広いから狭く考えるな

狭いコミュニティから出ていろいろなものから吸収するそのためには世界にいる現地の人と話をすることが大切です。リゾート地に行って遊ぶのもいいけれど、それだけで満足しないで、その場で生活している人と接して欲しいと思います。そうすることで現地の状況を日本と比べてより広い視野を持てるようになってほしいと思います。

 

2.世界に常識は存在しない

私達が常識だと感じていることはただの共通認識で、それは常識ではありません。だから自分が考えている常識にとらわれて「常識=受け入れがたいこと」と考えるのではなく、何に対してもどっしりと構えて、どんなことでも受け入れるという姿勢を大切にしてほしいと思います。またなんでも受け入れられるほどの余裕を皆さんに持ってもらいたいです。

 

3.いろんな年齢の人と関わるべき

色々な年代の人と関わることでジェネレーションギャップをリアルに感じたり、年代による考え方の違いなどを理解してほしいです。そのことによる発見はかなりたくさんあると思います。また、テレビの情報を鵜呑みにせず自分の力で情報を選別できる力も必要であると思います。幅広い層の人と関わる中でそのような能力も培うことができるのではないでしょうか。

 

プロフィール
Max さん/大阪市立大学・大阪大学大学院卒業(UCDAVISに一ヶ月短期留学)/[新卒時] Softbank  [現在] P&Gに内定/9歳の時に中国から日本へ。大阪大学大学院に在学中、UCDAVISへ1ヶ月間の短期留学をし、理系のための英語プレゼンを徹底的に学んだ。そこで身につけたスキルと学業成績の優秀さを認められSoftbankにナンバーワン入社を利用し入社をする。Softbankでは初めの1年間を日本、そのあとの3年間はアメリカでの業務に携わり、大きな成果を残した。現在はP&Gに転職し、新たなスタートを切っている。

 

関連リンク

大阪市立大学:http://www.osaka-cu.ac.jp/ja

大阪大学:http://www.osaka-u.ac.jp/ja

Softbank:http://recruit.softbank.jp/graduate/

スプリント:https://www.sprint.com/

P&G:http://pgsaiyo.com/

SVFORUM : http://sv-forum.com

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About Author

SUZUKA

hackjpnのコミュニティーマネージャー 横浜国大大学で統計学を学び、現在はhackjpnで日本のコミュニティーマネージャーを行なっている。特技はアンパンを早食いすること。趣味はあらゆる数字を統計してグラフ化すること。社内では数学オタクとよばれている。

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