2025年世界M&A総括 ― 4.8兆ドルで史上2位、AIがメガディールを牽引

2025年は、世界のM&A市場にとって歴史的な年となった。ベイン・アンド・カンパニーの分析によると、年間取引総額は4.8兆ドル(約720兆円)に達し、前年比41%増で史上2位の高水準を記録した。

目次

主要数字

  • 取引総額:4.8兆ドル(前年比+41%)
  • 50億ドル超の案件数:111件(前年63件、+76%)
  • 100億ドル超の案件数:60件(2021年以来最高)
  • テクノロジーM&A:前年比+77%

50億ドル超の取引が2025年の取引額増加の73%以上を占めた。取引件数は減少したものの、1件あたりの取引規模が大幅に拡大した傾向が顕著だった。

AIがM&Aを牽引

2025年最大の成長ストーリーはAIブームだった:

  • ソフトバンクのOpenAI投資:400億ドル
  • Stargate Project:5,000億ドル規模のAIインフラプロジェクト
  • GoogleのWiz買収:320億ドル
  • Palo Alto NetworksのCyberArk買収:250億ドル

セクター別動向

  • テクノロジー:AI関連資産への需要で77%増
  • ヘルスケア:特許切れリスク対応でバイオテック買収が活発化
  • 消費財:Kimberly-Clark-Kenvueなど業界再編が進行
  • エンターテインメント:Netflix-WBD、EA非公開化など大型案件が相次ぐ

トランプ政権の関税政策により年初は一時的に停滞したものの、最終的には2021年の4.86兆ドルを上回る4.9兆ドルに達したとの集計もあり、記録更新年となった。

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