第4章 マーケティング戦略における分類と位置

第4章 マーケティング戦略における分類と位置

細分化するにあたり、まずは大きく分けて2つの市場がある。

ジェネリックマーケット

(例)余暇に関する市場。旅行、コンサート、映画等、範囲が広い。似たような興味に対する市場。

プロダクトマーケット

(例)写真を撮る市場。デジカメ等類似した商品。同じような商品から選ぶ市場。何を(どんな製品なのか)、どのように(顧客ニーズに応える)、誰に(顧客タイプ)、どこで(地理的エリア)販売するかが重要。

市場の分類(Market Segmentation)における3つのターゲット

①   シングルターゲットマーケットアプローチ:類似した分類に対する

②   複数ターゲットマーケットアプローチ:2〜3つの分類を、それぞれ違うターゲットとして扱う

③   結合ターゲットマーケットアプローチ:②〜3つの分類を一つに結合させて扱う(少ない投資で出来る方法)

分類方法

有望客の諸特性:顧客タイプ

購買決定特性:購買タイプ

セグメンテーションとは

自社の事業や製品の市場を、顧客目線でセグメント化(分類)すること。自社がどの分類に所属するか。

全ての顧客のニーズ→一般的市場→幅広い一つの製品市場→狭い製品市場→3つのターゲットマーケットへというように、分類化してゆく。

サブマーケット

(自転車市場の場合)

①   エクササイズ用

②   オフロード用

③   移動手段として

④   社会活動用

⑤   環境保護目的

自転車を一つとっても、違った観点で購入している。

これをどう組み合わせるかによって、マーケティング戦略も変わる。

ポジショニング

自社製品と競合他社製品が、市場でどの位置にあるか

自分がどの辺りに位置するのか

類似商品、もしくは全く違う商品であっても、ニーズと欲する気持ちは別

例えば洋服を買うとき。何か着ていればいいと思うか、欲しいものを買いたいのかによって違いが出る

重要市場のサイズ、配送やプロモーション、消費者が購入できる価格か?

アメリカの石鹸のポジショニング

ポジショニング

顧客の意見であり、自社の分析とは違う可能性も大。各石鹸がどの辺りにあるのか。○は顧客が必要としているポジションで、数字が大きい程市場も大きい。例えば①には2社の製品があるが、⑦にはどこの製品もないので、このポジションを狙った製品作りなど戦略を練る。

石鹸関して言えば、購入する主婦に決定権があるのではないか?という教授の意見に対して、賛同する男子生徒が殆ど。石鹸でもある程度こだわりありませんか?ご主人がただ安いから!と言う理由で買ってしまったら怒りますもんね。そういう意味でも、主婦の意見を取り入れるべくモニタリングしている企業が多いのです。必要(Need)なものというだけでなく、欲しい(Want)ものを買う。敵も私たち主婦を一つの分類に入れて、戦略を練っているはず!一人ひとりの買い物が、市場を動かす訳ですよ!気に入った物を買い続けることがメッセージなのです。あ、主婦に売れそうだ!と思ったところに新製品を放り込んで来る訳ですもんね。ニーズに答える商品やサービスが増えるのは大賛成です!が、生活に必死な留学生活においては、殆どの場合欲しいものより必要なものしか買えていません。
次回は最終消費者とその購買行動についてです。