第3章 市場環境の変化
ビジネスにおいて大きく分けて2つの型がある B to B (Business to Business) 企業から企業 B to C (Business to Consumer) 企業から消費者
この全てが市場であり、今回はこの外で起こりうる環境がもたらす変化について。以下10項目によって大きく市場が変化する。
① 地理:地理的有利、不利
② 経済:国民所得、経済成長、インフレなどのマクロ経済
③ 技術:技術による経済の変化
④ 規制:北米自由貿易協定等の規制
⑤ 倫理:各国の倫理はそれぞれ
⑥ 競争:競合がどれほどいるのか
⑦ 文化や社会:各国の生活や習慣
⑧ 自然環境:資源があるのか等
⑨ 宗教:宗教的規制はあるのか
⑩ 法律:法律的規制はあるのか
クラスメイトを代表して中国、ウクライナ、インド、ナイジェリア、エチオピア、インドネシア、ウズベキスタン、タイ、ベトナム、エジプトにおける環境の紹介があった。もちろん国によっては規制が厳しく、日本からしたら信じられない事も多い。例えば中国ではGoogle検索やFacebookが禁止されている。ウクライナでは政府に力があるため、規制も多い。お金より物の方に価値がある。インドではITの発達が加速しており、宇宙開発から潜水艦まで、最先端の研究がされている。ナイジェリア、インドネシアでは宗教が大事であり、ウズベキスタンでは朝6時から会議がある等。
つまり、どの国でビジネスをするかによって、ビジネススタイルを変化させなければならないという事。
日本で初めてP&Gがおむつを販売した際に、小売店は商品を扱わなかった。その理由としては一つのパッケージがアメリカサイズで、在庫に困るから。結局日本サイズで販売することで市場に受入られた。
今ではコストコやIKEAなど欧米化した販売方法も受入られていますが、やはり日本は収納場所に困るので、使い切りサイズが受けるのでしょう。企業も日本に合わせた戦略を立てている訳です。私たち消費者は、この市場を変化させる外的要因の中(図の中心)で、ちまちまと買い物しているという所ですね。売れるように変化してくれるので、消費者にとっては有難いですけれども。色々な国の物を、国内で買う事が出来る訳ですから。もっと身近なところで考えると、同じスーパーでも陳列商品が違う時ありますよね?コムサなどの洋服でも東西では違うカラーを扱ったり。全てはこういった変化に合わせているのですね。
次回はマーケーティング戦略におけるセグメンテーション(分割)とポジショニング(位置)です。
大学卒業後2年の銀行員生活の後、結婚と同時に退職。専業主婦16年を経て、社会復帰。同銀行契約社員として2年勤務。何を思いたったか突然シリコンバレーにてMBA(国際ビジネス専攻)取得を目指す高校生2人の母親。現在主人を独り日本に残し、母子留学中。