第7章 マーケティング情報による決定権の改善

第7章 マーケティング情報による決定権の改善

効果的なマーケティングには良い情報が必要である

科学的方法:物事を調査して、結果を整理。新たな仮説を導きだし、それを立証する手続き。ある一定の基準を満たしているもの。例えば新商品の方が気に入られるという仮説を立てたうえで、実際にサンプルなどでテストした結果、6割以上気に入られたら販売するというようなもの。

マーケティングリサーチにおける5ステップ

第7章

①   問題定義:現状の問題は何か。例えばターゲットとする主婦が、新商品をどれほど購入し、その後どれほどの割合で再購入したか。なぜ再購入されなかったのか。そもそも知名度が低かったのか?など問題点をリストアップ。その上で、何が一番の問題点なのか定義決め。

②   現状分析:すでにある情報を元に状況分析。マーケティングリサーチ(アンケート、インタビュー、調査、実験等)やマーケティング情報システムMIS(Marketing Information System)を元に問題の洗い出し。MISとは、市場への効果的なマーケティングを行う為のシステム。

③   情報収集:プライマリーデータ(自分で調査した情報)収集することで、より細かいデータを集める。ツールとしては街頭インタビュー、メールアンケート、電話アンケート、モニター調査、アンケート作成ウェブサイトなどの利用。購買履歴データ。

データ収集方法を大きく分けると2タイプになる。

クオリティブリーサーチ:新商品の感想など、数値化できない質問

クアンティティブリサーチ:今回の新製品についての感想を1から5レベルで回答してもらうタイプの質問

④   データ分析:セカンダリーデータ(既存のデータ、例えば国勢調査など)の分析。分析ツールなども利用。エクセルの統計分析ツールなども利用して、情報を読み取る。

⑤   問題解決:どのようにすれば問題が解決されるのか。これまでの段階で、今まで分からなかったリサーチ結果も出る。その上で、問題解決する事により、今後のマーケティング戦略立てる。

授業では芝生を自動的に2インチに刈り取ってくれるロボットを開発した会社のアンケートを考え、チームで発表。新商品が何であるかばれないようにしたままアンケートに答えてもらうというのがお題。教授の回答は芝生のお庭お持ちですか?→誰が芝刈りしますか?→伸びて来たら芝を刈ると思いますが、どれほど伸びたら刈りますか?→理想的な芝の長さは何インチですか?ここから、結果的に誰が芝を刈るのか?何インチに芝を刈っているのか?を調べる事が出来る。

なんとも堅苦しいタイトルではありますが、要するにうちの商品が売れてないみたいやん!どうしたら売れるん?お客さんに聞いてみよう!!的な事ですね。ただただ売上の数字を眺めていても何にもなりません。利用者の意見が重要になるのです。ところで、主婦として最も気になる所はアンケートやモニター調査ですよね。新商品を使って感想を述べるだけで、謝礼がもらえたり、プレゼントが当たったりと、なかなかいいバイトになったりもします。何より誰よりも早く新商品にお目にかかれるのです。