本気で学生起業したいなら崇城大へ行け!~前編~ | Hack Letter

本気で学生起業したいなら崇城大へ行け!~前編~

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みなさんは崇城大学という名の大学を聞いたことがあるだろうか?きっとほどんどの人がNOと答えるだろう。熊本市内にあるお世辞でも有名とは言えない私立の大学なのだが、実は日本で一番といっても過言ではない素晴らしい起業家育成プログラムを有している。

 

起業家育成やグローバル化に取り組む大学はたくさんあるが、ここまで本格的なプログラムを有しているのは日本で唯一、崇城大学だけであろう。大学教員の方、大学生のうちにビジネスをしたいと考えている高校生、日本でゆるーっと生活している大学生にぜひこの記事を読んで頂き、刺激を受けてもらいたい。

 

崇城大学☆起業家育成プログラム

http://www.sojo-v.com/

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この起業家育成プログラムとは「授業」「部活」「学生の起業支援」の三本柱で成り立っている。2014年4月のプログラム設立からたった1年でアメリカのサンフランシスコに起業家育成の海外拠点をつくった。

【地方から世界へ】熊本, 崇城大学がサンフランシスコbtrax社にオフィスを開設

http://hackletter.com/?p=3781

 

他の大学では実現できていない斬新な起業家プログラムの中身にせまるため、専任教員の熊野先生、中島先生にインタビューをさせて頂いた。インタビュー前半の今回は、熊野先生に3本柱のうちの「①授業」「②部活」についてお聞きした。

熊野 正樹 さん

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崇城大学総合教育センター准教授/博士(商学)。同志社大学商学部卒業、同大学院商学研究科博士課程後期退学。大学卒業後、銀行、コンサルティング会社、TV番組制作会社、IT上場ベンチャーを経て、2005年株式会社ベアーレイドエンターテインメント設立。同志社大学商学部専任講師、神戸大学大学院経営学研究科研究員などを経て、2014年より現職。

1.大人気の授業の中身にせまる!

“自由選択科目にもかかわらず、1学年の半分の400人が受講しています”

Q.学生は授業ではどのようなことを学べるのでしょうか?

まず前期では「ベンチャー起業とは何ぞや。」ということを学びます。一口に起業といってもいろんな形があり、私は4つのタイプに分けて考えています。

①ベンチャー型起業(投資を受けるシリコンバレー式のスタートアップ)

②中小企業型起業(銀行からお金を借りるタイプの日本で最も一般的な起業、スモールビジネス)

③自営業型起業

④社会起業(NPOなど)

これらは似て非なるもので、起業の仕方は全く違うのですが大抵の起業セミナーでは分別なくごちゃまぜに教えられています。

よくありがちなセミナーでは、1時間目に講師がfacebookやtwitter など「イノベーションの成功例」について語った後、2時間目に銀行の方が「創業融資の受け方」についてお話をされ、お金を借りましょう、というような流れになっています。

ビジネスモデルによって資金調達の方法は違うのにもかかわらず、日本の起業セミナーでは必ず創業融資の話をされます。私はこのような現状の世直しをしたいのです。

そのために授業内では投資と融資の違いについて詳しく説明し、投資でも事業ができることを教えます。まず、学生は銀行からお金借りれませんからね(笑)

また、なぜ東京の学生が起業に成功しているのかの種明かしもしています。授業でベンチャー起業について学んでも、熊本の学生からしてみれば起業家なんて都市伝説のように遠い存在なのです。起業をより身近に感じてもらうために東京からベンチャーキャピタリストを呼んで講演会をして頂いたり、来年上場する25、26歳の若手起業家と交流をしてもらったりしています。

後期では、前期に学んだことの実践の時間です。3人1組になってビジネスプランを作り、実際にベンチャーキャピタリストの前で発表をします。

 

2.起業部って何してるの?

“野球部が野球をするがごとく、起業部は起業をするだけ”

Q.授業で実際にビジネスプランをつくるなんてびっくりです!それでは、起業部の位置としてはどのようになってくるのでしょうか?

授業を受けている中で本当に起業をしたいという学生がでてきます。そのような学生が在学中に起業をするところが部活です。野球部が野球をするがごとく、文字通り起業部は起業をするのです。

Q.なるほど…起業をするための具体的な活動内容をおしえてください。

簡潔にいうと、ビジネスプランをつくった後、ピッチ・ブラッシュアップの繰り返しです。

起業部は当初30人の部員ではじまりました。まず夏の合宿で一人当たり30~40個のビジネスアイデアを考えさせます。すると全体で1000個のビジネスアイデアがでてくるのですが、その中から7つのアイデアを厳選し、チーム編成を行いました。

そのビジネスプランをコンテストで発表するために様々なゲストの前でピッチの練習をします。ゲストとは国内外から毎週きていただく企業家やベンチャーキャピタリストなど様々な方を指します。ゲストの方からその都度フィードバックをもらいアイデアをブラッシュアップしていきます。何度も案を練り上げたあと、実際にビジネスコンテストに応募していきます。

 

2016年1月23日(土)開催 第2回崇城大学ビジネスプランコンテスト

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コンテストに参加する目的としては優勝のみですといいたいところですが、審査員との質疑応答でプランがブラッシュアップされていくのが面白いですね。。優勝という実績が資金調達の材料にもなりますし、企業との提供もしやすくなります。コンテストでネットワークを広げることも大事だと考えています。

Q.学生さんが主体的に活動しているように感じますが、熊野先生、中島先生などの教員の方々はどのように関わっていらっしゃるのでしょうか。

そうですね、学生のサークルではありませんので、我々教員がプログラムをつくり、徹底的に指導します。ビリーザブートキャンプのビリー隊長みたいなもんです。ちょっと古いですが。一般的に学生だけでやっている起業サークルは、正しいアドバイスが貰えずに間違った方向に行ってしまいます。正しい環境をつくってあげることが私達教員の役目です。

活動の場所をつくる、ハードウェアの使い方を教えるなど基本的な環境を整えることに始まり、ソフト面について教えたり、東京や大阪から起業家やベンチャーキャピタリストを招いたりして学生をサポートしています。毎週、国内外からのゲストをお呼びして学生のために講演をして頂いているので、どこにも負けない活発な活動をしている自信があります。

.本当に東京の大学にも負けていない活動っぷりですね…熊野先生がこれまでの起業部の活動の中で苦労されたことはありますか?

去年一年間は一人でやっていましたので、物理的に大変でした。今まで私自身も研究や起業などいろんなことをしてきましたが、こんなに忙しい一年は初めてでした。今年の4月から新しい専任教員の中島先生に加わっていただいたので万全の態勢を取るころが出来ています。また私にも抵抗勢力はたくさんおりますので、その人達と戦っていましたね。笑 誰に何を言われようが「学生の未来のため」を想えば頑張れます。

あと、地方の大学なんで、東京に行ったり、東京から人を呼ぶにも交通費かかるんですよ。この予算の確保や資金調達が苦労しますね。このプログラム自体が、スタートアップみたいなもんですから、資金調達できない先生が起業なんて教えられませんので、頑張って集めました(笑)今年度は数千万円資金調達しました。

生徒想いのすばらしい先生ですね…「学生に夢があるならそれを後押ししてあげるのが大学の役目」とおっしゃっていて大学の先生の本来あるべき姿だと思いました。

崇城大学インタビューの後半では「サンフランシスコの海外拠点設立の理由」「起業家プログラムの斬新な取組みの秘訣」について詳しく迫っていきたいと思います。

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