14歳のわたしがシリコンバレーに行って感じたこと | Hack Letter

14歳のわたしがシリコンバレーに行って感じたこと

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14歳のわたしがシリコンバレーに行って感じたこと

〔はじめに〕

 きっかけは昨年の春、父が学校の掲示板にあったポスターを見つけたことでした。父はそれからずっと、

「チャンスがあれば行っておいで」

「絶対にいい経験になるから」

と話をするたびに言ってくれました。そして2015年の春休み、わたしはシリコンバレーに行く切符を手にすることができました。 初めてシリコンバレーに行ったわたしが経験してそこから学んだこと、感じたことについてを記していきたいと思います。

〔イメージ〕

 “高層ビル群の建ち並ぶ,スーツのバッチリきまった人が働くIT都市”

Google-Campus_Pedrali5

これがわたしのシリコンバレーに対するイメージでした。正直な話、このイメージは出発直前までシリコンバレーという都市の情報をあまり積極的に得ようとしなかったわたしの先入観から生まれたものでした。なぜなら、わたしが興味をもち、目的ともしていたことはアイディアのうまれる環境を知ることであって、シリコンバレーという都市自体ではなかったからです。

 これと同じことを初日の日記に書いていたとき、「がつん」と、なにかに強く殴られたような気がしました。そのとき、わたしのイメージする都市がいつの間にか“東京”になっていたということに初めて気がついたのです。これにおどろき、少なからずショックをうけました。無意識のうちに自分が書いた内容が少し恐ろしいものにも感じられました。

 そこで、また新たな目的ができました。それは“東京以外の働く場所をしっかりと認識すること”です。実際に研修を終えてみて、シリコンバレーで過ごした1週間の体験の中でこの目的はほぼクリアすることができたと自分では思っています。

 この目的は、東京という都市が身近な日本人でなければ考えることすらなかったと思います。

 今ではシリコンバレーの街も人も大好きで、とても興味を惹かれ続けています。もっともっと新しいシリコンバレーを知りたい!と、帰国した今もいつも考えています。

〔オフィス見学〕

 Google、Evernote、Pixar,、Plug and play、Benesse、Facebook

今回、Facebook以外の会社の方々から実際にお話をうかがうことができました。どのオフィスにもあった共通点は“好きな場所で仕事ができる環境が整っている”ということです。デザインの異なる会議室、個室、長テーブル、カフェテリア。そして気分転換には最適な遊べる空間。働きすぎ、と言われている日本人のオフィスに足りていないものがここにあるのでは?と思いました。

 Pixarにはひとりひとりの部屋がありそのひとつひとつに個性がにじみ出ていて、本当に個人の部屋で仕事ができるようになっていました。

 オフィスを見学して1番驚いたことは、社員の方の机の上がとてもキレイだったということです。PCと筆記用具、そして趣味のもの。本当に必要最低限のものしかありませんでした。学生でも教材や資料などで溢れかえってしまうのに、オフィスでは感動するくらい美しく整理された机を毎日のように見かけました。

〔英語でのプレゼンテーション〕

 シリコンバレーでの研修も終盤にさしかかったころに、Evernote社内の見学と,社員の方にむけてのプレゼンテーションもさせていただきました。すべて英語のプレゼンテーションをするのはわたしにとって初めての経験でした。

 このプレゼンテーションの経験でも大きな収穫がありました。それはどの言語であっても、一生懸命に取り組んだことを伝えることで、聞き手は真剣に耳を傾けてくれるということです。そして、聞き手が求めているものが長く格式ばったものではなく、シンプルかつ言いたいことが伝わるものだと言うこと、これが上手いプレゼンテーションの核だということを学ぶことができました。

IMG_1751

 

 

 

 

 

〔自由な人の,自由なアイディアのための,自由な街〕

 シリコンバレーにはアイディアとクリップが溢れていました。街角にあるポスターにも、ダウンタウンのお店にも、そしてオフィスにも・・・。わたしがオフィスでよく見かけたクリップはホワイトボードです。アイディアをどんどん書き足していくスタイルや、付箋を貼り順番を簡単に並べ替えることができるようになったスタイル。ホワイトボードではありませんが、天井から紙をつるすスタイルのクリップもありました。アイディアクリップでさえも自由な発想のものが多くて感動しました。

 そしてファッションも自由でした。どのオフィスに行ってもスーツ姿の方を見かけることはありませんでした。女性も男性も、それぞれが好きな格好をして、好きなバッグを使っていました。シリコンバレーでは普通のことなのでしょうが、ものすごく新鮮に感じられました。

 2015年のはじめからこんなにも多くの思い出・発見・経験・感動・疑問を手にすることができた中学生は、日本中どこを探してもわたしだけだと思います。そう思えるほど、最高な経験ができました。

 今回シリコンバレーで得ることができた1番大きなものは、言葉では言い表すことができません。あまりに大きすぎて、曖昧なことばでしか表現することができないのです。

 “Baby steps to Giant strides.”

ですがそれはきっと、もうすこし先の未来で分かるのだと思います。今回の経験は小さなステップのなかの1歩に過ぎません。しかし、この1歩を大切にして、これからのわたしの人生の糧にしていきたいと思います。

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writter info

沖縄尚学高等学校付属中学校に在学する2年生。沖縄生まれの茨城育ち。中学1年時、アメリカに短期留学をしたことをきっかけに英語でコミュニケーションをとる楽しさと、必要性を感じ英語という文化を学び始める。人とチャンスに恵まれ2015年の春、初のシリコンバレーへ。目標は海外のスタジオでアートディレクターとして働くこと、夢は本に囲まれた生活をすること。現在海外留学を真剣に検討中。

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