サンノゼ州立大学留学記 語学学校編(前半) | Hack Letter

サンノゼ州立大学留学記 語学学校編(前半)

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皆さんこんにちは。私はプロの通訳になることを目指してサンノゼ州立大学(地元の人々はSJSUと呼びます)(SJSUのリンクをつける)に留学中の大学3年生です。私はSAF(Study Abroad Foundation)という留学の斡旋会社を使って、前半はSJSUの語学学校で後半はネイティブの学生たちに混じっての学部授業を取るという10カ月間の留学プログラムでアメリカに来ています。

 

これから何回かに分けて、皆さんからのリクエストも参考にさせていただきつつ、SJSUやサンノゼ周辺の情報について発信していきたいと思っています。

ではさっそく、まずはSJSUの語学学校のことについて綴っていきます。

 

学部授業に入るにはTOEFL ibtで71点以上(大学院へは81点以上)を取る必要がありますが、語学学校で学ぶぶんには1点も取っておく必要はありません。どんなに英語に自信がない人でも、語学学校には通えるのです。

SJSUの語学学校のレベルは以下の通りに分かれています。

 

100 Low beginner

200 Beginner

300 High Beginner

400 Low Intermediate

500 Intermediate

600 High Intermediate

700 Low Advanced

800 Advanced

 

何らかの手段を使ってSJSUの語学学校から承認をもらったら、現地でレベル分けのためにTOEFL itpを全員必ず受けます。itpはibtと違ってどちらかというとTOEICに近く、リスニング・グラマー・リーディングで構成されています。私はそのテストで514点ぐらいを取り、650というクラスに割り当てられました。

1学期終わるごとに成績が足りていれば、次のレベルに進むことができます。私は3月12日くらいからだいたい5月20日くらいまでレベル650でのクラス、6月8日から7月31日までレベル700でのクラスを受けました。

クラスは30人ぶんくらいの席があり、そのイスには机・ローラー・自分の荷物を置くための籠のようなもの・飲み物を置く場所が付いています。プロジェクターとホワイトボードもありました。

 

レベル650では、Oral CommunicationとWritten Communicationが週3、ReadingとElective(いくつかのクラスの中から自分で選べるようになっています。スラングを学ぶクラスや映画を観るクラス、またTOEFL ibtのためのクラスなどがあります)が週2の割合でありました。私はElectiveのクラスはAmerican Literature and Filmという、小説も読んで映画も観るという内容のものを取りました。しかし、そのElectiveは本来私が取りたいものではなかったのです。

もしSJSUの語学学校に行く方がいらしたならば知っておいていただきたい注意点があります。それは、「Electiveのクラスはインターネットで先に予約した人から順に取れる」ということです。私はElective授業の公開開始時間からたった1時間しか経っていないころにそのウェブサイトに行ったのですが、もう既に私が取りたかったTOEFL ibtのための授業やスラングの授業は取られていました。なので、公開時間開始と同時にウェブサイトに赴き、すぐさまご自分の取りたいクラスをポチっと予約することをお勧めします。

レベル700ではOral Communication、Written Communication、Grammar、Reading、Elective(700でのElectiveでは私はAmerican Historyの授業を取りました)がそれぞれ週2でありました。

 

さて、それでは語学学校での詳しい授業内容を説明していきましょう。

 

まず650のオーラルでは、Ted Talkやニュース等の題材を家で最低3回以上視聴して、クラスに来た時にみんなの前でそれぞれが1分ずつ自分が視聴した内容がどのようなものだったかを語る、またはクラスメートと共同してパワポを使ってプレゼンテーションを行なったり、一人でプレゼンテーションを行なったりします。また、発音のトレーニングなどもほんのちょこっとだけしました。

この650のオーラルの個人プレゼンのときに事件は起きました。プレゼンのお題は「世界で起きている問題を何か1つ取り上げて、その解決策を提示する」というものでした。

 

そのクラスはサウジアラビア人、韓国人、中国人、日本人で構成されていました。ほとんどのメンバーが自国やアメリカで起こっている問題を取り上げていましたが、私はその時なぜか空気を読めずに中国での大気汚染問題(PM2.5)(リンク貼る)について発表してしまったのです。

プレゼン終了後、質疑応答の時間になると、「なんでわざわざ数ある国の中から中国を選んだのか」「本当にPM2.5が海を挟んだ距離にある日本に届いていると思っているのか」という質問が中国人のルームメイトたちからまるで剛速球のごとく私のところへ飛んできました。

私がその質問に答えようとすると、ピリピリとした修羅の巷のような雰囲気を感じ取ったアメリカ人の先生がこの質疑応答を強制的に終了させました。長年インターナショナルな学生たちの面倒を見てきたベテランの先生のこの判断は、本当に賢明だったと思いました。

もし私のようにたまに空気を読み違えてしまう傾向が少しでもあるな、と思われる読者の方々、何か世界の問題を取り上げるときにルームメイトの国の問題を取り上げることは本当にあまりお勧めしないということをお伝え申し上げます。

 

650のライティングでは、文法(主に仮定法)や、エッセイとリサーチペーパーの書き方を教科書で学んで実際にそれらを書いて先生に添削してもらうといった、アメリカの学部授業を検討している人にとっては良い準備といえるような授業内容でした。

 

650のリーディングのクラスは、非常にレベルの高いアカデミックな内容を取り扱っていました。この授業で使ったEXPLORING CONTENTという教科書に関しては、その教科書を皆で輪になって読んだり、先生がいきなり出す教科書についてのクイズを解いたりしました。

なんと言ってもリーディングのクラスは宿題が多い!(笑) 一回の宿題で本当に何時間も取られていました。ブックワークと呼ばれる、教科書の新しいリーディング(だいたい7ページぐらい)と、アーティクルブログという、ニュースを何か一つ見つけてその記事を要約し、自分の意見を書き、その記事を評価し、新しく出てきた単語を3つ調べて書くというものは毎週ありました。それに加えて、先生が突然新しい記事を渡してきて呼んで来いということもありますし、なによりもリーディングリーダーディスカッションという宿題が一番きつかったです。文字が非常に小さく書かれている8ページくらいの長い記事を、要約し、自分の意見を書き、質問を5個作り、その質問に対してそれそれ最低5行以上で答え、それをクラスに持っていき発表するというものでした。一番難しかったのは、その記事を読み込むことです。5分の1ぐらいの比率で新しい単語やイディオムや文法が出てきて、私は全部調べなければ気がすまないタイプですが、読むだけで1時間半くらいかかっていた気がします。それでもこの厳しいリーディングの授業のおかげでボキャブラリーが結構増えたのも事実です。それと、この授業はTOEFL ibtのリーディングにはとっても役に立つと思います。

 

650の最後のクラスは、あまり取っても取らなくてもよかったと初めは思っていたAmerican Literature and Filmの授業ですが、思いのほか楽しめました。といっても、宿題は本当に苦痛でした(笑)

このクラスでは、Snow Falling on Cedars(1999)という小説を毎回20~30ページ程読んでクイズに答え、クラスではその映画を観て、その後ルームメイトと今までの内容についてや、これからどのように物語が進んでいくのかを予測して語り合ったりしました。小説毎回2、30ページの辛さは本当に地獄のようでしたが、自分を追い込むのが好きな私のようなソフトMな方々にとっては良い修行かもしれません(笑)

このSnow Falling on Cedarsという映画では、第二次世界大戦の間に起きたカリフォルニアでの日系人の強制収容や、戦後の日本人への差別の様子などが学べます。俳優陣はイケメン、筋肉、美人さんなどで構成されていたので、目の保養的にはばっちりだと思います!

また、この授業ではクラスの皆でサンノゼのジャパンタウンにあるJapanese American Museum of San Joseという博物館を見学しに行きました。

japanese american museum of san jose

ここでは、写真とともに、戦時中に強制収容されていた日系人たちの詳細な記録を読むことができます。当時の人々が使っていた農具などもそこには展示されていました。

がしかし!使われている単語が相当難しいし、何しろ記録が長い!それゆえ、一緒に行ったルームメイトの全員が全員、途中で諦めてジャパンタウンにあるレストランに行くことになってしまいました(笑) でも個人的にはすごく興味があった分野だったので、日本人の強制収容について日本語で書いてある記事をもらって家に帰った後で一人で読みました。

 

語学学校のレベル650では、毎日毎日宿題に追われる忙しい日々を過ごしていましたが、総合的な英語力は格段に伸びたと思います。

 

サンノゼ州立大学への留学を検討されている学生さん、またはその親御さん、何かリクエストがあればその都度それに応じて記事を更新していこうと思っています。

 

この記事に目を通してくださったみなさん、ありがとうございました。

次は語学学校レベル700での授業について語っていきたいと思います。

それではまた次回お会いできることを楽しみにしております。

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About Author

YoshioHikaru

今年3月からサンノゼ州立大学に1年留学する大学3年生。世界中の人々が自分の願いを見つけ、その願いを存分に生きることができる世界をつくることを念頭に、通訳士を志望する。趣味は音楽でミスチル信者。

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